シリーズ待望の文庫化! 5ヶ月連続刊行。一挙2冊刊行!!
2019年。公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる『メディア良化法』の成立から30年。日本はメディア良化委員会と図書隊が抗争を繰り広げていた。笠原郁は、図書特殊部隊に配属されるが……。
2019年。公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まる『メディア良化法』の成立から30年。日本はメディア良化委員会と図書隊が抗争を繰り広げていた。笠原郁は、図書特殊部隊に配属されるが……。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
堂上篤
図書特殊部隊
堂上班班長/二等図書正
冷静でいるよう努力しているが、郁の行動に雷を落とす毎日。
笠原郁
図書特殊部隊
堂上班班員/一等図書士
高三の秋に図書隊員に助けられ、彼を「王子様」と慕い、図書隊に入る。
手塚光
図書特殊部隊・堂上班班員/一等図書士
真面目で努力家。特殊部隊新入りの郁が目障り。堂上を慕う。
柴崎麻子
図書館員/一等図書士
真の自分を隠し、八方美人に徹する。また、あらゆる情報に精通する。
小牧幹久
図書特殊部隊・堂上班副班長/二等図書正
冷静沈着で、決して弱みを見せない。堂上の良き相談相手。
玄田竜助
図書特殊部隊隊長/三等図書監
無茶を無茶と思わない性格。稲嶺の良き補佐役。
図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1) が含まれている特集
「図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1)」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です
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図書館好きにはたまらない一冊。図書館の仕組みの細部までよくわかる。 「見計らい」って羨ましかった。現代の図書館の退廃ぶりに対する喝を入れるような物語。自由は戦うものだという民主主義の基本を地で行く。「
図書館好きにはたまらない一冊。図書館の仕組みの細部までよくわかる。 「見計らい」って羨ましかった。現代の図書館の退廃ぶりに対する喝を入れるような物語。自由は戦うものだという民主主義の基本を地で行く。「メディア良化法」。主人公笠原郁を支える柴崎麻子に注目。登場人物も設定も現代社会そのもの。「赤毛のアン」という単語がでてきてほっとした。具体的な本の話題があると安心できるかも。参考文献一覧がよい。最後の児玉清との文庫化特別対談が面白い。文庫版あとがき、「ジュエルボックス」あり。
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kaizen@名古屋de朝活読書会
2012年08月09日
1123人がナイス!しています
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単行本で初読、文庫で再読。震災後、まだ家に帰れなかった頃に購入。これで持ち歩きが便利に。検閲とか、こんな世の中にはならないでほしいな。
単行本で初読、文庫で再読。震災後、まだ家に帰れなかった頃に購入。これで持ち歩きが便利に。検閲とか、こんな世の中にはならないでほしいな。
994人がナイス!しています
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大学の生協で売れているということだが…図書館を守る図書隊員とメディア良化を口実に表現を取り締まろうという勢力が対立した時代、王子様を求めて入隊した笠原郁の物語。上官には癖のある堂上などがおり、それなり
大学の生協で売れているということだが…図書館を守る図書隊員とメディア良化を口実に表現を取り締まろうという勢力が対立した時代、王子様を求めて入隊した笠原郁の物語。上官には癖のある堂上などがおり、それなりに面白いのだが、あまりついていけなかった。むしろ番外編の方が面白かった。
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著者紹介
有川 浩
高知県生まれ。
第10回電撃小説大賞『塩の街 wish on my precious』で2004年デビュー。
2作目の『空の中』が絶賛を浴び、『図書館戦争』シリーズで大ブレイク。
その後、『植物図鑑』『キケン』『県庁おもてなし課』『旅猫リポート』で、 4年連続ブクログ大賞を受賞。
他著作に『シアター!』『フリーター、家を買う。』『三匹のおっさん』『阪急電車』 『ラブコメ今昔』『海の底』『レインツリーの国』『ストーリー・セラー』 『ヒア・カムズ・ザ・サン』『空飛ぶ広報室』『明日の子供たち』『キャロリング』 などがある。