俳魁

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2014年02月26日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
416
ISBN:
9784041106839

俳魁

  • 著者 三田 完
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2014年02月26日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
416
ISBN:
9784041106839

俳壇の重鎮、句に秘められた謎。震災を機に露わになった過去とは。

若き日、型破りな戦争句で一躍俳壇の寵児となった鴻海。喉頭癌で声を喪った鴻海の招待を受け、作家・玄は、俳句を嗜んだ母の思い出を胸に、結社に出入りするが、鴻海の作品の中に、幾つかの剽窃の痕跡を感じ--。 若き日、型破りな戦争句で一躍俳壇の寵児となった鴻海。喉頭癌で声を喪った鴻海の招待を受け、作家・玄は、俳句を嗜んだ母の思い出を胸に、結社に出入りするが、鴻海の作品の中に、幾つかの剽窃の痕跡を感じ--。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「俳魁」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ★★★★★ いまいち知名度がないようで残念至極。これほどの傑作はもっと多くの人の手に取られるべきだろう。「俳風三麗花」にはじまる三田さんの俳句小説の一つの完成形のようなものを見た気がした。三田さん自身を思 ★★★★★ いまいち知名度がないようで残念至極。これほどの傑作はもっと多くの人の手に取られるべきだろう。「俳風三麗花」にはじまる三田さんの俳句小説の一つの完成形のようなものを見た気がした。三田さん自身を思わせる主人公が、鴻海なる俳界の重鎮と知り合ったことから、自身の母の句を鴻海が剽窃したのではないかという疑惑が生まれる。やがて彼の石巻への旅に主人公も同道することになり少しずつ彼の過去が明らかになっていく。震災後の雰囲気も相俟って何とも言えない味わいを残す一方、句会のシーンも別の味わいを持った面白さがある。 …続きを読む
    そうたそ
    2014年04月19日
    17人がナイス!しています
  • お気に入りさんが読んでいて、気になったので手に取りました。俳句の世界は全くわかりませんが、五七五という限られた文字の中で展開される奥深さに感銘を受けました。この作品は俳句の世界もさることながら、良質な お気に入りさんが読んでいて、気になったので手に取りました。俳句の世界は全くわかりませんが、五七五という限られた文字の中で展開される奥深さに感銘を受けました。この作品は俳句の世界もさることながら、良質なミステリーでもあり、読み応えがありました。おもしろかったです。 …続きを読む
    ゆまたろ
    2015年01月11日
    5人がナイス!しています
  • 上々。 上々。
    さくらさく
    2014年03月20日
    2人がナイス!しています

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