遥かなる大和 下

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2010年08月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
480
ISBN:
9784043828104
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遥かなる大和 下

  • 著者 八木 荘司
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2010年08月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
480
ISBN:
9784043828104

大和朝廷、存亡の危機! 一級のエンターテインメント歴史小説!

高句麗侵略に失敗した隋では、煬帝の圧政に内乱が拡大し、対等な国交実現を目指す玄理ら2人の留学生も革命運動に身を投じた。外交路線をめぐり聖徳太子と蘇我馬子の対立が顕在化した大和朝廷に、悲劇が待ち受ける。 高句麗侵略に失敗した隋では、煬帝の圧政に内乱が拡大し、対等な国交実現を目指す玄理ら2人の留学生も革命運動に身を投じた。外交路線をめぐり聖徳太子と蘇我馬子の対立が顕在化した大和朝廷に、悲劇が待ち受ける。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「遥かなる大和 下」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 隋から唐への政権交代。彗星のごとく現れた李世民。露骨な権力闘争がある分、大和朝廷よりもこちらの話の方が面白くなってしまった。いずれ『李世民』も読まなくては。一方、大和朝廷では聖徳太子の側近達と蘇我氏と 隋から唐への政権交代。彗星のごとく現れた李世民。露骨な権力闘争がある分、大和朝廷よりもこちらの話の方が面白くなってしまった。いずれ『李世民』も読まなくては。一方、大和朝廷では聖徳太子の側近達と蘇我氏との暗闘。次から次へと繰り出される蘇我氏の謀略。それを阻止せんと暗躍する小野妹子たち。手に汗握る攻防が続く。今一つ聖徳太子の活躍が薄かったのが残念なところ。最後は一気に世代交代が進み、いわゆる大化の改新へ向かっていく。続きは『青雲の大和』へ。 …続きを読む
    future4227
    2015年12月28日
    19人がナイス!しています
  • 下巻に入り隋の滅亡と唐の成立と支那世界では時代の変遷が著しく起こり、それに伴い遣隋留学生の葛藤が浮き彫りにされていく。そして舞台は、日本国内に移り聖徳太子派と蘇我馬子派の対立が、後の大化の改新の序章と 下巻に入り隋の滅亡と唐の成立と支那世界では時代の変遷が著しく起こり、それに伴い遣隋留学生の葛藤が浮き彫りにされていく。そして舞台は、日本国内に移り聖徳太子派と蘇我馬子派の対立が、後の大化の改新の序章とも言える展開にも思え、古代の革命的伊吹を感じさせた。大化の改新前の飛鳥時代、日本の革命的変遷前の葛藤をありありと描写している物語となっている。聖徳太子自らは登場しないが、飛鳥時代の日本の有り様が感じられる物語です。著者次作の「星雲の大和」も楽しみです。 …続きを読む
    TheWho
    2015年03月06日
    19人がナイス!しています
  • 後半は小野妹子を中心に聖徳太子派VS蘇我氏との権力闘争を描く。暗闘に次ぐ暗闘。完全に太子派視点なので、蘇我氏が何をやってくるかわからない。真っ暗闇の中で蘇我氏からの攻撃にさらされる描写は緊迫感抜群。最後 後半は小野妹子を中心に聖徳太子派VS蘇我氏との権力闘争を描く。暗闘に次ぐ暗闘。完全に太子派視点なので、蘇我氏が何をやってくるかわからない。真っ暗闇の中で蘇我氏からの攻撃にさらされる描写は緊迫感抜群。最後は李世民の「玄武門の変」を引き合いに乙巳の変と中大兄皇子の登場をにおわせて終幕。すばらしかった。理想に燃えた登場人物たちはほぼ全員挫折する。しかし、そこで歴史の無常感を持ち出すのではなく、次世代に思いを継がせ、世代を超えた大きな理想のありようを感じさせているのがすばらしい。歴史小説の傑作。 …続きを読む
    isfahan
    2015年02月25日
    11人がナイス!しています

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