昭和二十年夏、女たちの戦争

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2010年07月08日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
256
ISBN:
9784048850667

昭和二十年夏、女たちの戦争

  • 著者 梯 久美子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2010年07月08日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
256
ISBN:
9784048850667

大宅賞作家が綴る戦争ノンフィクション第2弾!

作家の近藤富枝、生活評論家の吉沢久子、女優の赤木春恵、JICA理事長の緒方貞子、日本初の女性宣伝プロデューサー吉武輝子。あの悲惨な戦争の陰でも、女性たちは輝いていた。 作家の近藤富枝、生活評論家の吉沢久子、女優の赤木春恵、JICA理事長の緒方貞子、日本初の女性宣伝プロデューサー吉武輝子。あの悲惨な戦争の陰でも、女性たちは輝いていた。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「昭和二十年夏、女たちの戦争」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「昭和20年夏、僕は兵士だった」の対になる作品。いわゆる青春期を戦争と共に過ごした5名の女性のルポ。戦局が悪化する中の銃後の生活。空襲で街が焼かれ自分が生きているのが不思議となる心情。荒んでゆく人々の心 「昭和20年夏、僕は兵士だった」の対になる作品。いわゆる青春期を戦争と共に過ごした5名の女性のルポ。戦局が悪化する中の銃後の生活。空襲で街が焼かれ自分が生きているのが不思議となる心情。荒んでゆく人々の心と、それが顕れる社会の様子を興味深く読む。特に東京で働きながら日々を過ごした吉沢久子さんの日記と回想に自分の知らない当時の一面を見る。赤木春恵さんの満州からの引き揚げの記録。関東軍の慰問劇団だったため、辛くも軍家族の列車に乗れた幸運。発疹チフスからの奇跡的な快復。苦難の引き揚げ。忘れてはいけない記録がある。 …続きを読む
    yoshida
    2018年03月18日
    168人がナイス!しています
  • 本書に引用されている茨木のり子さんの詩「わたしが一番きれいだったとき」。まさにこの詩と同世代にあたる5人の女性。近藤富枝(作家)・吉沢久子(家事評論家)・赤木春恵(女優)・緒方貞子(JICA理事長)・吉武輝子(作家・評論 本書に引用されている茨木のり子さんの詩「わたしが一番きれいだったとき」。まさにこの詩と同世代にあたる5人の女性。近藤富枝(作家)・吉沢久子(家事評論家)・赤木春恵(女優)・緒方貞子(JICA理事長)・吉武輝子(作家・評論家)が、著者のインタビューに応じる形で語られた女たちの戦争。女たちは暮らしの中で戦争と向き合った。空襲に怯えながら「明日の死は覚悟しても今日は明るく生きよう。自分の周囲をいつも明るくあらせるために。」と綴られた吉沢久子さんの日記が印象的。 …続きを読む
    Natsuki
    2015年08月10日
    58人がナイス!しています
  • 戦時中に青春時代を送っていた五人の女性の証言。その中で赤木春恵さんは劇団員として満州に慰問に行っていたさなかに終戦を迎え、日本に引き揚げて来るまでの過酷な生活について語っているが、あの金八先生の校長、 戦時中に青春時代を送っていた五人の女性の証言。その中で赤木春恵さんは劇団員として満州に慰問に行っていたさなかに終戦を迎え、日本に引き揚げて来るまでの過酷な生活について語っているが、あの金八先生の校長、渡る世間のお姑さんが…あぁ、そうだったのか、と思うと、戦争が恐ろしく身近に感じられた。また、戦後14才で米兵にレイプされたという方のその後の生き方は簡単に大変だった、わかる、と言えるものではない。ただ、語ってくれる人がいて、それを感じ、考えられる事はありがたいことだと感じる。女性の強さを感じる作品。 …続きを読む
    ころりんぱ
    2014年03月09日
    38人がナイス!しています

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