- 著者 小川 洋子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2010年06月23日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 208
- ISBN:
- 9784043410064
夜明けの縁をさ迷う人々
- 著者 小川 洋子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2010年06月23日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 208
- ISBN:
- 9784043410064
世界のはしっこでひっそりと生きる人たちの喜びと哀しみにそっと寄り添う。
静かで硬質な筆致のなかに、冴え冴えとした官能性やフェティシズム、そして深い喪失感がただよう――。小川洋子の粋がつまった粒ぞろいの佳品を収録する極上のナイン・ストーリーズ!
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「夜明けの縁をさ迷う人々」感想・レビュー
-
それぞれの素材そのものは日常の範疇に収まるのだが、それら相互が関係性の中に置かれた時、奇妙な逸脱が始まる。例えば、巻頭の「曲芸と野球」にしても、グラウンドで野球をすることは、きわめて日常的な光景なのだ …続きを読む2012年10月16日240人がナイス!しています
-
世の中の片隅で、ひっそりと生きていくこと。良くも悪くも執着し、自分で選びとった生き方を貫くこと。それは覚悟、だ。他者からは決して理解されなくても、ほんの少し病んでいたとしても。曲芸に一生を捧げた女、恋 …続きを読む2016年08月20日191人がナイス!しています
-
他の方も仰っていたけどこの方の作品は完璧過ぎて、その世界に1ミリの無駄もなくて、ひと言でも足してしまうと余計な気がして感想が難しい。 淡々と起伏のない日常の世界が徐々に歪む、まさしく「夜明けの縁をさ迷う …続きを読む2019年05月24日188人がナイス!しています