警視庁草紙 下 山田風太郎ベストコレクション

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2010年08月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
528
ISBN:
9784041356562
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警視庁草紙 下 山田風太郎ベストコレクション

  • 著者 山田 風太郎
  • デザイン 片岡 忠彦
  • イラスト 田島 昭宇
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2010年08月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
528
ISBN:
9784041356562

明治小説の代表作

警視庁と元江戸南町奉行所の対決。多彩な人物たちを巻き込んだ怪事件! 華やかな明治の舞台裏に潜む悲哀とは? 警視庁と元江戸南町奉行所の対決。多彩な人物たちを巻き込んだ怪事件! 華やかな明治の舞台裏に潜む悲哀とは?

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「警視庁草紙 下 山田風太郎ベストコレクション」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「明治断頭台」もそうだったが山田風太郎の明治小説は本当に面白い。本作で描かれるのは川路利良大警視と西郷隆盛という薩摩の傑物同士が西郷の下野からやがて「共喰い」するに至るまでの3年間。時代の変わり目には 「明治断頭台」もそうだったが山田風太郎の明治小説は本当に面白い。本作で描かれるのは川路利良大警視と西郷隆盛という薩摩の傑物同士が西郷の下野からやがて「共喰い」するに至るまでの3年間。時代の変わり目にはドラマがつきものだが特に日本の歴史上稀に見る激変期である明治初期という時代設定がキモであろう。ときに奇々怪々、ときに人情味溢れる18の挿話はどれも見事だが、終章におけるご隠居と川路大警視の対決は明治という時代においていかに国を作り上げるべきかという国家観のぶつかり合いであり、本書の白眉に相応しい。 …続きを読む
    Sam
    2022年03月29日
    68人がナイス!しています
  • ラスト、ついに始まる西南戦争。これを読むためにずっと読んできたのだと思った。清水のジロチョーなど、実在の人物が登場するのは安定ではあるが、現実と虚構が入り交じり、その代表とも言うべきご隠居と川路が戦う ラスト、ついに始まる西南戦争。これを読むためにずっと読んできたのだと思った。清水のジロチョーなど、実在の人物が登場するのは安定ではあるが、現実と虚構が入り交じり、その代表とも言うべきご隠居と川路が戦うのは、ただのオマージュだけではないだろう。もう少し警察小説としての面も楽しみたかったので、そこだけが惜しい。しかし、侍とはなんとも“不器用”な生き物である。彼らは“侍”としての生き方しか知らないのだ。だからこそ、最後の出兵のシーンには切なくなる …続きを読む
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  • 前半、登場人物の多くが妖艶過ぎて面食らい赤面。と思えば、後半は警視庁と元南町奉行様との駆け引きに息を飲む。最後は兵四郎の想いに切なくなり。 前半、登場人物の多くが妖艶過ぎて面食らい赤面。と思えば、後半は警視庁と元南町奉行様との駆け引きに息を飲む。最後は兵四郎の想いに切なくなり。
    くまクマ
    2018年06月12日
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