緩やかな反転

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2010年10月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
528
ISBN:
9784041916148
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緩やかな反転

  • 著者 新津 きよみ
  • イラスト 水口 理恵子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2010年10月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
528
ISBN:
9784041916148

被害者と加害者、二人の女性が入れ替わる――。

最後に覚えているのは、訪問者を玄関に招じ入れたこと。次に気付いたとき、亜紀子は野球のバットを握り、床に倒れた自分を見下ろしていた。入れかわった二人の女性の人生を描きだすサスペンスミステリ。 最後に覚えているのは、訪問者を玄関に招じ入れたこと。次に気付いたとき、亜紀子は野球のバットを握り、床に倒れた自分を見下ろしていた。入れかわった二人の女性の人生を描きだすサスペンスミステリ。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「緩やかな反転」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ある日亜紀子は、知らない女性の訪問を受けるが、次に気がつくと血を流して倒れている自分が居た。そして、鏡には見知らぬ顔の女が居た。どうやら自分は野田光代という女性の中に入ってしまったらしい。真実を探るた ある日亜紀子は、知らない女性の訪問を受けるが、次に気がつくと血を流して倒れている自分が居た。そして、鏡には見知らぬ顔の女が居た。どうやら自分は野田光代という女性の中に入ってしまったらしい。真実を探るために、必死に光代としての生活を送るが…。500ページという長さを感じさせなかったが、亜紀子と光代の共通点を見つけていくうちに、どんどん話が膨らみ、尻切れトンボのラストに感じてしまった。途中までは面白かったです。 …続きを読む
    ワレモコウ
    2023年03月13日
    50人がナイス!しています
  • 軽やか、読み易い文体と展開、あっという間に読める。新津さんの構想力の豊かさに愕くと同時に、広げた風呂敷を上手く包み直せなく終えた馬鹿々々しさを感じて コミック的な終焉。5割過ぎまでは生活描写、人間観察 軽やか、読み易い文体と展開、あっという間に読める。新津さんの構想力の豊かさに愕くと同時に、広げた風呂敷を上手く包み直せなく終えた馬鹿々々しさを感じて コミック的な終焉。5割過ぎまでは生活描写、人間観察細やかで面白い、でも入れ替わる女性の、ヒロインの実家、祖父と登場人物がどんどん詰め込まれていくと 放埓すら感じて~~。時折 この手の作家によくある理屈抜きでの逃走 深い「骨組みへの考察」をせず、雰囲気で広がって行った・・小話的ミステリーだった。 …続きを読む
    キムチ
    2022年09月02日
    48人がナイス!しています
  • ふらりと立ち寄ったブックオフで見つけ、帰ってから一気に読了。気が付けば血が着いたバットを持って、倒れて動かない「自分」を見下ろしていた、という場面から始まるストーリー。精神が"入れ替わった"相手の素性を ふらりと立ち寄ったブックオフで見つけ、帰ってから一気に読了。気が付けば血が着いたバットを持って、倒れて動かない「自分」を見下ろしていた、という場面から始まるストーリー。精神が"入れ替わった"相手の素性を探り、その自宅で本人のふりをして生活しながら、謎を解こうと苦慮する。このあたり、柿谷美雨の「夫のカノジョ」をふと思い出すような流れ。が、まったく接点がなかったと思われた2人の関係が少しずつ見えてくると俄然面白くなる。長い話だが最後までダレずに読ませてくれた。達彦の婚約者、萌子など、脇役の印象も強く楽しめた。 …続きを読む
    ジンベエ親分
    2018年01月13日
    33人がナイス!しています

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