てのひらの中の宇宙

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2010年06月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
192
ISBN:
9784043748051
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てのひらの中の宇宙

  • 著者 川端 裕人
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2010年06月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
192
ISBN:
9784043748051

母の病を通し、子どもたちは感じていた。この世界に生命と死があることを。

ミライとアスカ、2人の子どもと暮らす僕。妻は、癌の再発で入院した。子どもたちが初めて触れる死は、母親のものなのか。死は絶望でないと、どう伝えたらよいのだろう? 僕は、地球の生命の連鎖を教えはじめる。 ミライとアスカ、2人の子どもと暮らす僕。妻は、癌の再発で入院した。子どもたちが初めて触れる死は、母親のものなのか。死は絶望でないと、どう伝えたらよいのだろう? 僕は、地球の生命の連鎖を教えはじめる。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「てのひらの中の宇宙」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 癌闘病中の妻をもつ、夫と子どもたちのお話。よくある闘病ものの小説とは違って、宇宙や恐竜や原子や素粒子。とてつもなく大きなものに触れられていて、それでいて地に足がついて、お母さんのことをみんな愛してる。 癌闘病中の妻をもつ、夫と子どもたちのお話。よくある闘病ものの小説とは違って、宇宙や恐竜や原子や素粒子。とてつもなく大きなものに触れられていて、それでいて地に足がついて、お母さんのことをみんな愛してる。スピリチュアル系ということでもなくて、いい小説でした。 …続きを読む
    2014年12月26日
    15人がナイス!しています
  • 父親と5歳の息子が宇宙や化石について真剣に会話するところが面白い。母親はがんで入院中。何十億年も前の宇宙の始まり、ビッグバンの話とか、古代のアンモナイトの化石を 地下道の石積みの中に見つけたりとか、人 父親と5歳の息子が宇宙や化石について真剣に会話するところが面白い。母親はがんで入院中。何十億年も前の宇宙の始まり、ビッグバンの話とか、古代のアンモナイトの化石を 地下道の石積みの中に見つけたりとか、人間の寿命を超越した話で救われる感じがする。これが読書感想文の課題図書だったなんて、涙があふれて感想文なんて書けないよ。 …続きを読む
    ころちくわ
    2023年01月18日
    9人がナイス!しています
  • ガンで身内をなくした人の話を聞く機会があって、思い出してしまったので。ひとがた流しもガンの話でなんだか繋がってるし呼ばれている、ような、本の連なりだなぁと思う今日この頃。たぶんはじめて読んだときより、 ガンで身内をなくした人の話を聞く機会があって、思い出してしまったので。ひとがた流しもガンの話でなんだか繋がってるし呼ばれている、ような、本の連なりだなぁと思う今日この頃。たぶんはじめて読んだときより、思うところは多くなって、単純にまぶしいとかやさしいとか、思えないのですが、「どんなに死が恐ろしいものであっても、生きているうちに、あるいは生きている限りそれは忘れていられる」というのは救いだし希望だと思うよ過剰な同情や変な気遣いは、逆に失礼にしかならんのかな…と。じゃあどうすればいいのか、はやっぱりわからない …続きを読む
    さつき
    2012年07月15日
    3人がナイス!しています

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