うなぎ鬼

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2010年04月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784043943586
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うなぎ鬼

  • 著者 高田 侑
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2010年04月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784043943586

決して知りたがるな、聞きたがるな。禁断の超弩級暗黒ホラー、登場

借金で首が回らなくなった倉見は、借金の取り立て会社に身請けされることに。ある時、社長から小さな漁師町の水産加工場へある物を運ぶよう命じられる。だが、何を運ぶのかは、決して教えてもらえない……。 借金で首が回らなくなった倉見は、借金の取り立て会社に身請けされることに。ある時、社長から小さな漁師町の水産加工場へある物を運ぶよう命じられる。だが、何を運ぶのかは、決して教えてもらえない……。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「うなぎ鬼」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 借金で首が回らなくなり裏社会に拾われた男。ある時社命で鰻養殖場に奇妙な依頼を果たしに行くのだが…。という粗筋からわかるように、怪異よりは人間、「ウシジマくん」系のホラーである。とにかく主人公の造形が秀 借金で首が回らなくなり裏社会に拾われた男。ある時社命で鰻養殖場に奇妙な依頼を果たしに行くのだが…。という粗筋からわかるように、怪異よりは人間、「ウシジマくん」系のホラーである。とにかく主人公の造形が秀逸で、人の意見に流されるままどんどん深みに嵌り込んでいく人間の様相が実にいい。命じられる仕事の内容がはっきりせず、食事シーンとか不穏な雰囲気が高まっていくのもホラー好きのツボに嵌る。ただラストは意外といえば意外なんだけど、読者の予想を違った意味で裏切っているなあ。エピローグの様子は追い詰められて良いが。 …続きを読む
    HANA
    2023年11月03日
    63人がナイス!しています
  • まずタイトルと装丁が魅力的。また、主人公を取り巻く現実と妄想のグロ世界の描写も良い。一見グロホラーではあるのだが、行間に謳われる人の性、偏見、そして諦観を鑑みるに、実は地味に深い内容だったりもする。 まずタイトルと装丁が魅力的。また、主人公を取り巻く現実と妄想のグロ世界の描写も良い。一見グロホラーではあるのだが、行間に謳われる人の性、偏見、そして諦観を鑑みるに、実は地味に深い内容だったりもする。
    川越読書旅団
    2017年01月28日
    55人がナイス!しています
  • うーん、これは中々恐い・・・。ウナギの養殖の実際の現場をテレビで見たことがある。確かに作中の表現通りだった。題名から、冒頭から、描いた予想通りの展開には違いないのだけれど、気持ち悪さは予想以上。容赦な うーん、これは中々恐い・・・。ウナギの養殖の実際の現場をテレビで見たことがある。確かに作中の表現通りだった。題名から、冒頭から、描いた予想通りの展開には違いないのだけれど、気持ち悪さは予想以上。容赦なくえげつない。やはり、こういう小説を読むと、一番怖いのは、幽霊よりも妖怪よりも、生きている人間なのだと改めて深く思うのです。 …続きを読む
    白のヒメ
    2019年10月20日
    40人がナイス!しています

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