小説帝銀事件 新装版

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2009年12月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784041227695
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小説帝銀事件 新装版

  • 著者 松本 清張
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2009年12月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
288
ISBN:
9784041227695

昭和史の謎に挑んだ松本清張の代表作が、読みやすい新装版で登場!

占領下の昭和23年1月26日、豊島区の帝国銀行で発生した毒殺強盗事件。捜査本部は旧軍関係者を疑うが、画家・平沢貞通に自白だけで死刑判決が下る。昭和史の闇に挑んだ清張史観の出発点となった記念碑的名作。 占領下の昭和23年1月26日、豊島区の帝国銀行で発生した毒殺強盗事件。捜査本部は旧軍関係者を疑うが、画家・平沢貞通に自白だけで死刑判決が下る。昭和史の闇に挑んだ清張史観の出発点となった記念碑的名作。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「小説帝銀事件 新装版」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 犯人は他の銀行での予行演習や盗んだ小切手の換金など衆人に顔を晒している。毒薬の扱いから軍関係を中心に捜査は進むがなぜか頓挫。そこに名刺の手掛かりから画家平沢貞通が浮上する。不審な言動や銀行詐欺の発覚に 犯人は他の銀行での予行演習や盗んだ小切手の換金など衆人に顔を晒している。毒薬の扱いから軍関係を中心に捜査は進むがなぜか頓挫。そこに名刺の手掛かりから画家平沢貞通が浮上する。不審な言動や銀行詐欺の発覚により平沢が犯人に思えてくる。ただし虚言癖を伴う病気を患っていた彼はスケープゴートにされた可能性もある。捜査を阻むGHQの壁、七三一部隊の影…限りなく怪しいが確証はない。小説とした所以か。無実の人が孤立無援で苦しむほど残酷なことはなく、冤罪の可能性がある限り支援活動は続くべきだろう。小説だが実録の重みがあった。 …続きを読む
    夜間飛行
    2025年01月23日
    219人がナイス!しています
  • 小説というが、おそらくある程度まで裏を取った上で書いているだろう。そうでなければ、許されないほど思い切った内容だ。どちらかと言えばジャーナリスティックな側面が強い。だからこそ、表題に「小説」の二文字を 小説というが、おそらくある程度まで裏を取った上で書いているだろう。そうでなければ、許されないほど思い切った内容だ。どちらかと言えばジャーナリスティックな側面が強い。だからこそ、表題に「小説」の二文字を冠したのかも。731部隊への言及は、最後に少しだけ。それが、著者の書ける精いっぱいの内容だったのか。小説と言いながら、現実の事件を扱うことに苦しんでいるように見え、読んでいるこちらも苦しかった。 …続きを読む
    びす男
    2017年07月06日
    91人がナイス!しています
  • 下山事件に連合赤軍事件、そして帝銀事件が、個人的に興味を引かれてやまない昭和の三大事件。清張は「日本の黒い霧」でも帝銀事件を取り上げているけれど、こちらが先行作。つまりはこの事件があの問題作に繋がった 下山事件に連合赤軍事件、そして帝銀事件が、個人的に興味を引かれてやまない昭和の三大事件。清張は「日本の黒い霧」でも帝銀事件を取り上げているけれど、こちらが先行作。つまりはこの事件があの問題作に繋がったと言える。状況証拠と自白に重きを置いた検察側の主張にはかなりの無理があるようだ。屁理屈と感じるところも多々。何より感じるのは、他に例を見ない程に冷酷無比な犯罪を犯したのが、一介の画家であるという違和感だ。今作ではGHQの関与はぼやかされる程度。清張の考察をより理解するには「日本の〜」と併せ読むのがお薦め。 …続きを読む
    yumiko
    2018年03月18日
    81人がナイス!しています

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