茶の湯の歴史

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2009年11月10日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
288
ISBN:
9784047034556
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茶の湯の歴史

  • 著者 神津 朝夫
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2009年11月10日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
288
ISBN:
9784047034556

わび茶の歴史を全面的に塗りかえる! 点前と作法からの画期的な茶道史!

千利休のわび茶創案という伝承のもとに、その美学・思想を文化史的に意味づけてきた従来の茶道史。これに対し、点前・作法の歴史研究で明らかになった具体的な茶の湯の変遷から、新たな茶道史を提唱する。

〈目次〉
まえがき

第一章 中国の茶と日本への伝来
   一 喫茶のはじまり
   二 『茶経』と唐代の茶
   三 平安時代の喫茶

第二章 茶の湯以前
   一 栄西と『喫茶養生記』
   二 鎌倉時代の茶道具
   三 闘茶の流行
   四 茶屋と一服一銭

第三章 茶の湯の成立
   一 茶の湯の誕生
   二 珠光と宗珠
   三 豪商と侘数奇
   四 茶の湯の構成要素

第四章 茶の湯の大成
   一 千利休
   二 山上宗二と『山上宗二記』
   三 利休の後継者たち
   四 茶の湯大成期の茶会

第五章 茶道への展開
   一 家元制度の成立
   二 点前体系の成立
   三 点前と作法の変遷
   四 煎茶と茶道

第六章 近代の茶道
   一 明治維新と茶道
   二 近代から現代へ
   茶の湯関連年表
   主要典拠文献
   あとがき
千利休のわび茶創案という伝承のもとに、その美学・思想を文化史的に意味づけてきた従来の茶道史。これに対し、点前・作法の歴史研究で明らかになった具体的な茶の湯の変遷から、新たな茶道史を提唱する。

〈目次〉
まえがき

第一章 中国の茶と日本への伝来
   一 喫茶のはじまり
   二 『茶経』と唐代の茶
   三 平安時代の喫茶

第二章 茶の湯以前
   一 栄西と『喫茶養生記』
   二 鎌倉時代の茶道具
   三 闘茶の流行
   四 茶屋と一服一銭

第三章 茶の湯の成立
   一 茶の湯の誕生
   二 珠光と宗珠
   三 豪商と侘数奇
   四 茶の湯の構成要素

第四章 茶の湯の大成
   一 千利休
   二 山上宗二と『山上宗二記』
   三 利休の後継者たち
   四 茶の湯大成期の茶会

第五章 茶道への展開
   一 家元制度の成立
   二 点前体系の成立
   三 点前と作法の変遷
   四 煎茶と茶道

第六章 近代の茶道
   一 明治維新と茶道
   二 近代から現代へ
   茶の湯関連年表
   主要典拠文献
   あとがき

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「茶の湯の歴史」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 闘茶について調べようと思って読んだのですが、予想以上に面白くて、著者の他の作品も読みたくなりました。著者がおっしゃっているように「観念的・情緒的な言辞をつらねて茶道をいたずらに精神化してしまう傾向」に 闘茶について調べようと思って読んだのですが、予想以上に面白くて、著者の他の作品も読みたくなりました。著者がおっしゃっているように「観念的・情緒的な言辞をつらねて茶道をいたずらに精神化してしまう傾向」にうんざりしている方にはぜひ読んでみて頂きたいなと…。もっとシンプルかつ実用的な理由があるはず、と常々思っていたので、非常に共感、納得できる内容でした。現代の点前や生活様式からこじつけて考えると間違えた解釈をしてしまうんだなと。逆に今まで常識(少なくとも定説)だと思っていたことを覆される内容も多く、 …続きを読む
    Mayu
    2019年12月05日
    10人がナイス!しています
  • お茶の伝来から近代の茶道までの茶の湯の通史。あくまでも史料に即した叙述に徹することで、現在まことしやかに語られている茶の湯の「伝統」や通説をどんどん覆していくのが痛快。茶碗を回す作法なんかも新しかった お茶の伝来から近代の茶道までの茶の湯の通史。あくまでも史料に即した叙述に徹することで、現在まことしやかに語られている茶の湯の「伝統」や通説をどんどん覆していくのが痛快。茶碗を回す作法なんかも新しかったのね。気負いのある文体はご愛敬。全般にある程度の基礎知識を前提とする内容なので、私のような素人にとってはもう少し図版があるとありがたかったところ。 …続きを読む
    アメヲトコ
    2017年07月27日
    6人がナイス!しています
  • 図書館 ◆最後のインタビュー取材の課題のために、ニワカ仕込目指して借り借り ◆と、イヤイヤ借りてきた感じだったが、読んだら面白かった! 特に、家元制度が始まったそのワケは、茶の湯ブームが沸騰しちゃって街 図書館 ◆最後のインタビュー取材の課題のために、ニワカ仕込目指して借り借り ◆と、イヤイヤ借りてきた感じだったが、読んだら面白かった! 特に、家元制度が始まったそのワケは、茶の湯ブームが沸騰しちゃって街にへたくそなお点前が蔓延し、さらにはへたくその中から師範を名乗る者たちが登場し、これじゃいかんと千家はじめ正調茶の湯界が立ち上がった……ということらしい。家元制度を独占的でいやなものと捉えるか、それともイノベーションしつつ伝統を守る茶の湯の担い手とみるか、それは考え方次第でもあるが、私としてはとにかく納得。 …続きを読む
    OKKO (o▽n)v  終活中
    2016年02月10日
    4人がナイス!しています

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