あ・じゃ・ぱ!(下)

あ・じゃ・ぱ!(下)

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2009年11月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
672
ISBN:
9784041616581
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あ・じゃ・ぱ!(下)

  • 著者 矢作 俊彦
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2009年11月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
672
ISBN:
9784041616581

戦後のニッポンをまるごと総括する大傑作!

昭和天皇崩御の式典が行われている京都でテレビカメラが映し出した紋付き袴にソフト帽を被った老人。この老人からインタビューをとることが「私」の任務だった……。 昭和天皇崩御の式典が行われている京都でテレビカメラが映し出した紋付き袴にソフト帽を被った老人。この老人からインタビューをとることが「私」の任務だった……。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「あ・じゃ・ぱ!(下)」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • やっと終わった。というような感想が出るような本を読んでいる暇も余生もないのだが、コンコルドの誤謬恐るべし。膨大な小ネタのひとつひとつは面白いのだけど、それを歴史改変ミステリーに組み込むと、どうしても全 やっと終わった。というような感想が出るような本を読んでいる暇も余生もないのだが、コンコルドの誤謬恐るべし。膨大な小ネタのひとつひとつは面白いのだけど、それを歴史改変ミステリーに組み込むと、どうしても全体的に散漫な印象になってしまう。伏線回収型ミステリーが好みではないということもあるけれど。小ネタはそのままに3分の2くらいの長さにすればもっと私好みになっていたかもしれない。歴史改変ものとしては村上龍『五分後の世界』よりは面白かった。しかしある年代の人の?『長いお別れ』に対する思い入れってすごいですね。B。 …続きを読む
    ナハチガル
    2023年05月07日
    20人がナイス!しています
  • 知的優越感という嫌らしい感情をイヤというほど惹起してやまないネタの数々。これってアレでしょ?とか、アレをこう言い換えるか!と北叟笑む年の暮である。越山会の女帝は70を超えてなお妖艶、完全にストライクゾー 知的優越感という嫌らしい感情をイヤというほど惹起してやまないネタの数々。これってアレでしょ?とか、アレをこう言い換えるか!と北叟笑む年の暮である。越山会の女帝は70を超えてなお妖艶、完全にストライクゾーンだな。小池都知事なんてメじゃない。日本と富士山は大変なことになっているが、そんなの関係ねー。P.M.と李香蘭のコピーが肩を並べる屋根の上は事も無し。なべて平和なニッポンの日常が広がる。まったくタフな国だ。「お父さんお母さん、マルクスさんレーニンさんも大切にしよう」旧東日本船舶振興会に擬せられた集団の標語。 …続きを読む
    猫丸
    2020年12月02日
    11人がナイス!しています
  • この本はすごかった。作中の日本は滅茶苦茶、というかハチャメチャだが、どこまでいっても日本だった。現実とのつなげ方、ひっつけ方が非常に上手く、著名人が意外なところにいたり、史実が違う形で再現される部分を この本はすごかった。作中の日本は滅茶苦茶、というかハチャメチャだが、どこまでいっても日本だった。現実とのつなげ方、ひっつけ方が非常に上手く、著名人が意外なところにいたり、史実が違う形で再現される部分を読むたびに、ありえないと思うと同時に説得力を感じてしまう。そんな歴史改変もの。著者の思う日本の(あるいは世界の)あるべき姿、みたいな理想が裏に透けたりしていないのも評価点。 …続きを読む
    CCC
    2017年09月22日
    10人がナイス!しています

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