太宰治の作り方

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2011年03月25日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
208
ISBN:
9784047034860
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太宰治の作り方

  • 著者 田澤 拓也
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2011年03月25日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
208
ISBN:
9784047034860

生誕百年を過ぎて今なお愛され続ける作家・太宰治。その作法の秘密に迫る。

太宰治の文学碑のある青森県・蟹田で少年時代をすごし、その小説を愛した著者が、津軽、龍飛、五所川原へと太宰ゆかりの地を訪ねながら、今なお多くの読者を惹きつけてやまない太宰の卓抜な作法の秘密に迫る。

〈目次〉
   プロローグ

第1章 「私」とは誰?
  1 三十代で死んだ先輩作家たち
  2 「N君」の待ちにある文学碑
  3 私の“太宰入門”
  4 運動会で走らない理由
  5 「赤い糸」と「変態日記」
  6 “ふたりのシュウジ”の奇妙な類似点
  7 青森に立ちよった芥川
  8 「私」と「彼」とのちがい

第2章 「女は、死んだ」
  1 下宿の二階で最初の自殺未遂
  2 「もう書くことがないから死んだ」
  3 五回に及ぶ「自殺」と「心中」
  4 就活の失敗で死を決意?
  5 何度も描かれた“生還記”

第3章 「私」の小説
  1 本州の袋小路を訪ねる
  2 酒を飲みたくて回り道
  3 郷土の料理が大好物
  4 履歴書の「空白」が太宰の強み
  5 私小説でなく「作り話の日記」

第4章 太宰流小説術
  1 「私」が主人公の嘘
  2 一人称告白体を磨く
  3 他人の日記をリライトする
  4 盗用も辞さぬ“文学の鬼”
  5 はじめにタイトルありき

第5章 津軽から
  1 タケとの“再会”の真実
  2 「愛」と「賞賛」を受ける器
  3 五十代から読む太宰
    エピローグ
    主な参考文献
太宰治の文学碑のある青森県・蟹田で少年時代をすごし、その小説を愛した著者が、津軽、龍飛、五所川原へと太宰ゆかりの地を訪ねながら、今なお多くの読者を惹きつけてやまない太宰の卓抜な作法の秘密に迫る。

〈目次〉
   プロローグ

第1章 「私」とは誰?
  1 三十代で死んだ先輩作家たち
  2 「N君」の待ちにある文学碑
  3 私の“太宰入門”
  4 運動会で走らない理由
  5 「赤い糸」と「変態日記」
  6 “ふたりのシュウジ”の奇妙な類似点
  7 青森に立ちよった芥川
  8 「私」と「彼」とのちがい

第2章 「女は、死んだ」
  1 下宿の二階で最初の自殺未遂
  2 「もう書くことがないから死んだ」
  3 五回に及ぶ「自殺」と「心中」
  4 就活の失敗で死を決意?
  5 何度も描かれた“生還記”

第3章 「私」の小説
  1 本州の袋小路を訪ねる
  2 酒を飲みたくて回り道
  3 郷土の料理が大好物
  4 履歴書の「空白」が太宰の強み
  5 私小説でなく「作り話の日記」

第4章 太宰流小説術
  1 「私」が主人公の嘘
  2 一人称告白体を磨く
  3 他人の日記をリライトする
  4 盗用も辞さぬ“文学の鬼”
  5 はじめにタイトルありき

第5章 津軽から
  1 タケとの“再会”の真実
  2 「愛」と「賞賛」を受ける器
  3 五十代から読む太宰
    エピローグ
    主な参考文献

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「太宰治の作り方」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 太宰の創作エピソード・私生活でのエピソードを、作品と並行して読めるのが面白かった。一連の太宰作品を私小説として読むのでなく、「私」という第三者を主人公とした完全なフィクションとみなして読む…という筆者 太宰の創作エピソード・私生活でのエピソードを、作品と並行して読めるのが面白かった。一連の太宰作品を私小説として読むのでなく、「私」という第三者を主人公とした完全なフィクションとみなして読む…という筆者のスタンスで読み直してみると、きっと新しい太宰ワールドを楽しむことが出来ると思う。 …続きを読む
    akane
    2011年09月08日
    2人がナイス!しています
  • 私には、また別の専門科目がある。世人は仮にその科目を愛とよんでいる。 私には、また別の専門科目がある。世人は仮にその科目を愛とよんでいる。
    N
    2017年11月06日
    1人がナイス!しています
  • 太宰治の小説は、一見私小説に見えても作り話の嘘日記。「私」の虚実の濃淡のレベルで読むのでなく、「私」という第三者を主人公とした完全なフィクションなのだとみなして読んだほうがよい、とのこと。なるほど。 太宰治の小説は、一見私小説に見えても作り話の嘘日記。「私」の虚実の濃淡のレベルで読むのでなく、「私」という第三者を主人公とした完全なフィクションなのだとみなして読んだほうがよい、とのこと。なるほど。
    Tonex
    2013年09月11日
    1人がナイス!しています

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