• 2010年このミス国内第2位。 『ジョーカーゲーム』に 続く第二弾。 全編に覆う、魔王こと 結城中佐の影が薄靄のようで、 独特の雰囲気が心地よい。 表題作は、 結城中佐が創ったD機関 と風戸が率いる「風機関」 との 2010年このミス国内第2位。 『ジョーカーゲーム』に 続く第二弾。 全編に覆う、魔王こと 結城中佐の影が薄靄のようで、 独特の雰囲気が心地よい。 表題作は、 結城中佐が創ったD機関 と風戸が率いる「風機関」 との攻防だが… 陸軍内に巣食う非軍人から なるD機関への生理的な 反発が如実に伝わってきて 面白い。帝国陸軍内部の 抗争から、第二次世界大戦 への突入へ…スパイたちの 暗躍が小気味良い、そんな 短編集だった。 …続きを読む
  遥かなる想い

  2015年02月22日
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• いきなり表題作からつかまれる。対立する国産スパイ組織の暗闘。「死ぬな、殺すな」VS「躊躇なく殺せ、潔く死ね」どちらが勝つのか？この趣向からゾクゾクするし内容の切れ味も抜群。各短編趣向が凝っている上、読み いきなり表題作からつかまれる。対立する国産スパイ組織の暗闘。「死ぬな、殺すな」VS「躊躇なく殺せ、潔く死ね」どちらが勝つのか？この趣向からゾクゾクするし内容の切れ味も抜群。各短編趣向が凝っている上、読みやすい。前作ジョーカー・ゲームとくらべると結城中佐の出番は減っているように思うが印象はより鮮烈に。「ブラックバード」はまるで完結編のようにも思える内容だが、続刊は現段階であと二冊ある。お楽しみはまだ続く。 …続きを読む
  海猫

  2015年02月17日
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• 有り余る才能や抑えがたい自惚れにも自制を失わず、虚々実々・権謀術数の日々「目立たず、死なず、殺さず」暗躍するＤ機関の面々に痺れます。　若き日の魔王・結城中佐のエピソードや「柩」の章のラスト、いつのまに 有り余る才能や抑えがたい自惚れにも自制を失わず、虚々実々・権謀術数の日々「目立たず、死なず、殺さず」暗躍するＤ機関の面々に痺れます。　若き日の魔王・結城中佐のエピソードや「柩」の章のラスト、いつのまにか目が閉じられていたの記述に、「男の美学」を感じました。好きです、傑作！！　(^_^)v …続きを読む
  射手座の天使あきちゃん

  2011年02月10日
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