温室デイズ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2009年06月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784043942015
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温室デイズ

  • 著者 瀬尾 まいこ
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2009年06月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784043942015

たたかう中学生ここにあり! いまを映し出す傑作青春小説。

宮前中学は荒れていた。不良たちが我が物顔で廊下を闊歩し、学校の窓も一通り割られてしまっている。教師への暴力は日常茶飯事だ。三年生のみちると優子は、それぞれのやり方で学校を元に戻そうとするが……。 宮前中学は荒れていた。不良たちが我が物顔で廊下を闊歩し、学校の窓も一通り割られてしまっている。教師への暴力は日常茶飯事だ。三年生のみちると優子は、それぞれのやり方で学校を元に戻そうとするが……。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「温室デイズ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 出版当時、中学の国語の先生だった瀬尾さん。そんな瀬尾さんが描いたリアルな学校現場。『いじめは会議室で起きてるんじゃない。教室で起こってるんだって感じ。ぐだぐだ言ってる暇あるんだったらとりあえず教室行け 出版当時、中学の国語の先生だった瀬尾さん。そんな瀬尾さんが描いたリアルな学校現場。『いじめは会議室で起きてるんじゃない。教室で起こってるんだって感じ。ぐだぐだ言ってる暇あるんだったらとりあえず教室行けよって思う』と、その現場をなんとかして変えようとする みちると優子。しかし、思いだけで解決できるほど生易しいものではありません。決して簡単な事じゃない。決して生易しいものでもない。そんな世界を見て、私にはこの先何ができるのか、何を変えることができるのか。ただ流れる日常の中に、ふと考える時間をくれた作品でした。 …続きを読む
    さてさて
    2021年06月29日
    318人がナイス!しています
  • まいこさんの作品だからさ、ホッと心安らぐストーリーを期待していたのですが、こう言う作風のお話も執筆されるのですね。イジメと学級崩壊の話。崩壊はしていないのかな。ヤンチャは過ぎる感じがしましたが。みちる まいこさんの作品だからさ、ホッと心安らぐストーリーを期待していたのですが、こう言う作風のお話も執筆されるのですね。イジメと学級崩壊の話。崩壊はしていないのかな。ヤンチャは過ぎる感じがしましたが。みちると優子の関係も不思議。自傷行為の話は背中がゾワゾワしました。こう言うのは苦手なんだなぁ(꒪ω꒪υ)。と、改めて。そこで背表紙のストーリー紹介みたら「2人の少女が起こした、小さな優しい奇跡の物語」とある。そこで頑張って最後迄読むか。となったのですが、一体誰が救われたのか、どうも胃の腑に落ちず(ó﹏ò。)。 …続きを読む
    mae.dat
    2022年11月03日
    264人がナイス!しています
  • ひどく荒廃した小学校・中学校を舞台とした物語。教師も、生徒たちに恐怖を感じ、注意すらできない。生徒たちの中では、いじめの標的が次々に変わり、ついに主人公にも。正義感が強い主人公、いじめられた友人、幼馴 ひどく荒廃した小学校・中学校を舞台とした物語。教師も、生徒たちに恐怖を感じ、注意すらできない。生徒たちの中では、いじめの標的が次々に変わり、ついに主人公にも。正義感が強い主人公、いじめられた友人、幼馴染の男の子らで物語は展開していく。私の大阪での80年代における経験と重なりとてもフィクションと思えなかった。著者も同世代の大阪出身であることは決して偶然ではないかも。ゆるい結末にも共感。知性が未熟な人間の残酷さとそれらが作る社会の無情さを感じた。 …続きを読む
    ろくせい@やまもとかねよし
    2018年08月16日
    248人がナイス!しています

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