- 著者 紫式部
- 訳注 山本 淳子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2010年08月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 400
- ISBN:
- 9784044001063
紫式部日記 現代語訳付き
- 著者 紫式部
- 訳注 山本 淳子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2010年08月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 400
- ISBN:
- 9784044001063
『源氏物語』を生んだ華麗な後宮生活の舞台裏。光源氏のモデルの実像は?
紫式部が、藤原道長の娘、中宮彰子に仕えた際の回想録。史書からは窺えない宮廷行事の様子もわかり、道長が全権を掌握する前夜という緊張に満ちた状況下での記述が興味深い。華麗な生活から距離を置く紫式部の心理や、実務をこなせない同僚女房への冷静な評価、ライバル清少納言への辛口批評などが描かれる。精密な校訂による本文、詳細な注、流麗な現代語訳、歴史的事実を押さえた解説で、『源氏物語』の背景を伝える日記のすべてがわかる。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
凡例
一 出産の秋到来~中宮の姿
二 朝霧の中の贈答~道長の威風
三 しめやかなる夕暮れ~若き頼通の雅
四 八月~待機する貴顕たち
五 八月二十六日~若宮乳母の美しさ
六 九月九日朝~中宮の母倫子の気遣い
七 九月九日夜~兆し
八 九月十日~御産始まる
九 九月十一日未明~大事を見守る人々
十 九月十一日午の刻~男子誕生
十一 九月十一日午後~それぞれの思い
十二 九月十一日酉の刻~御湯殿の儀
十三 白く輝く御前
十四 九月十三日~三日の産養
十五 九月十五日~五日の産養・下々に満ちる慶び
十六 五日の産養~御膳の用意
十七 五日の産養~御前のありさま
十八 九月十六日~舟遊び
十九 九月十七日~御帳台の彰子
二十 九月十九日~九日の産養
二十一 十月十余日まで~好々爺道長
二十二 行幸前~沈む心
二十三 十月十六日 行幸~天皇到着
二十四 行幸~内侍の威風
二十五 行幸~女房たちの装束
二十六 行幸~父子のご対面
二十七 行幸~新親王家の誉れ
二十八 十月十七日~後朝の文
二十九 十月十七日夕刻~中宮の大夫ら、局を訪う
三十 十一月一日 五十日の祝い~若宮の御膳
三十一 五十日の祝い~公卿ら合流
三十二 五十日の祝い~酔い乱れる公卿たち
三十三 五十日の祝い~道長の野心
三十四 五十日の祝い~倫子の不機嫌
三十五 十一月上旬~御冊子作り
三十六 十一月中旬~物思い
三十七 物思い~変わってしまった私
三十八 十一月十七日~一条院内裏へ還御
三十九 一条院内裏~何ばかりの里人か
(以下省略)
本文校訂表
補注
解説
主要登場人物紹介・系図・年表
一 出産の秋到来~中宮の姿
二 朝霧の中の贈答~道長の威風
三 しめやかなる夕暮れ~若き頼通の雅
四 八月~待機する貴顕たち
五 八月二十六日~若宮乳母の美しさ
六 九月九日朝~中宮の母倫子の気遣い
七 九月九日夜~兆し
八 九月十日~御産始まる
九 九月十一日未明~大事を見守る人々
十 九月十一日午の刻~男子誕生
十一 九月十一日午後~それぞれの思い
十二 九月十一日酉の刻~御湯殿の儀
十三 白く輝く御前
十四 九月十三日~三日の産養
十五 九月十五日~五日の産養・下々に満ちる慶び
十六 五日の産養~御膳の用意
十七 五日の産養~御前のありさま
十八 九月十六日~舟遊び
十九 九月十七日~御帳台の彰子
二十 九月十九日~九日の産養
二十一 十月十余日まで~好々爺道長
二十二 行幸前~沈む心
二十三 十月十六日 行幸~天皇到着
二十四 行幸~内侍の威風
二十五 行幸~女房たちの装束
二十六 行幸~父子のご対面
二十七 行幸~新親王家の誉れ
二十八 十月十七日~後朝の文
二十九 十月十七日夕刻~中宮の大夫ら、局を訪う
三十 十一月一日 五十日の祝い~若宮の御膳
三十一 五十日の祝い~公卿ら合流
三十二 五十日の祝い~酔い乱れる公卿たち
三十三 五十日の祝い~道長の野心
三十四 五十日の祝い~倫子の不機嫌
三十五 十一月上旬~御冊子作り
三十六 十一月中旬~物思い
三十七 物思い~変わってしまった私
三十八 十一月十七日~一条院内裏へ還御
三十九 一条院内裏~何ばかりの里人か
(以下省略)
本文校訂表
補注
解説
主要登場人物紹介・系図・年表
「紫式部日記 現代語訳付き」感想・レビュー
-
興味深い1冊でした。華やかな世界から離れ、才女として評価された紫式部。ただ、貴族社会に入ろうとすればするほど、何かが失われるのだと思いました。同僚女性を冷静に見つめ、清少納言に辛口を言うこと自体、冷淡 …続きを読む2019年05月12日74人がナイス!しています
-
学生時代『枕草子』に比べて華がない・根昏いとイマイチ人気がなかった『紫式部日記』大河のキュートな式部ちゃんに励まされ大好きな山本先生の訳注で再挑戦。文体は「源氏」より平易直截でメインの中宮彰子のお産記 …続きを読む2024年03月14日64人がナイス!しています
-
華やかな行事の様子を書いていても、最終的には我が身の嘆きや愚痴になっていって、紫式部が根暗と言われる所以がここにあるのかしらと思えてきて面白い。たとえ権力者の意図に沿うような内容であったとしても、当時 …続きを読む2018年02月05日38人がナイス!しています