松尾芭蕉 上 市井の風

松尾芭蕉 上 市井の風

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2009年03月25日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
400
ISBN:
9784046216441

松尾芭蕉 上 市井の風

  • 著者 高橋 政光
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2009年03月25日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
400
ISBN:
9784046216441

江戸市中に暮らす芭蕉の苦悩。若き日の俳聖が鮮やかに描かれる

郷里伊賀上野で編した「貝おほい」を携え、俳諧師を志して大江戸に移住した松尾宗房(のちの芭蕉)。やがて「桃青」号を名乗り、俳諧宗匠としての地位を確立したあと、にわかに深川に隠棲する。その理由とは――。 郷里伊賀上野で編した「貝おほい」を携え、俳諧師を志して大江戸に移住した松尾宗房(のちの芭蕉)。やがて「桃青」号を名乗り、俳諧宗匠としての地位を確立したあと、にわかに深川に隠棲する。その理由とは――。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「松尾芭蕉 上 市井の風」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 江戸に移り住んでから、野ざらし紀行までの話。切ない恋物語あり。 江戸に移り住んでから、野ざらし紀行までの話。切ない恋物語あり。
    Kaho
    2014年12月01日
    1人がナイス!しています
  • 淡々とした語り口から物語の起伏が平坦に思われるかも知れない。しかし、描かれる人の心の相克は息苦しいまでに読み手に迫ってくる。決して完成された人格者とは言えない、若き日の松尾芭蕉(本書では松尾桃青と名乗 淡々とした語り口から物語の起伏が平坦に思われるかも知れない。しかし、描かれる人の心の相克は息苦しいまでに読み手に迫ってくる。決して完成された人格者とは言えない、若き日の松尾芭蕉(本書では松尾桃青と名乗る)その思いがけないほどの身勝手さも未熟さも、また、人を引き付ける優しさも、悩み苦しみを重ねる中で、後の数々の名句へと昇華されていくのだろうか。 …続きを読む
    unya
    2009年07月10日
    1人がナイス!しています
  • まるで松尾芭蕉すぐ横でその人生、生活をみているような気分になる小説でした。物語は、芭蕉が宗房から桃青へと名前を変える頃から物語は始まります。器量も教養も人柄もすべてそろったお浜という女性を奉公人として まるで松尾芭蕉すぐ横でその人生、生活をみているような気分になる小説でした。物語は、芭蕉が宗房から桃青へと名前を変える頃から物語は始まります。器量も教養も人柄もすべてそろったお浜という女性を奉公人として受け入れる桃青。その辺りの話しを知っていたので、幸せな二人が甥の桃印を迎える流れが心苦しかったです。救いは、門人たちに慕われる様子。芭蕉の俳諧の才能なのか、人柄もあるのか芭蕉の仕事探しから部屋探しまであらゆる面で門人たちが芭蕉を支える姿に心温まります。師弟の情、友情を感じられる上巻でした。 …続きを読む
    ちばりえこ
    2021年07月10日
    0人がナイス!しています

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