天河伝説殺人事件(下)

天河伝説殺人事件(下)

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2008年07月25日
判型:
文庫判
ページ数:
304
ISBN:
9784041607718
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天河伝説殺人事件(下)

  • 著者 内田 康夫
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2008年07月25日
判型:
文庫判
ページ数:
304
ISBN:
9784041607718

名探偵・浅見光彦の名推理が冴えわたる!待望の新装版

和鷹の急逝に続き、宗家・和憲を襲った謎の死。一方、東京で殺害されたサラリーマンが持っていた「五十鈴」は、和鷹のものだった……。それぞれの死が導く土地、天川へと向かった浅見が見つけた真実とは? 和鷹の急逝に続き、宗家・和憲を襲った謎の死。一方、東京で殺害されたサラリーマンが持っていた「五十鈴」は、和鷹のものだった……。それぞれの死が導く土地、天川へと向かった浅見が見つけた真実とは?

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「天河伝説殺人事件(下)」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 【浅見光彦シリーズ】第21弾、下巻。天河神社の歴史と能という伝統文化を背景に、何とも荘厳な物語が頭に浮かぶのだが、実際は上級国民の戯言である。ミステリとしては犯人と結末を、光彦が何故この質問をしたのか 【浅見光彦シリーズ】第21弾、下巻。天河神社の歴史と能という伝統文化を背景に、何とも荘厳な物語が頭に浮かぶのだが、実際は上級国民の戯言である。ミステリとしては犯人と結末を、光彦が何故この質問をしたのか、何故疑問に思ったのか等から、ある程度推理を楽しめる。しかし伝統文化を守る為に、ただひたすら家族と真面目に生きていた者が、死んで良いわけは絶対にない。また、問題を起こす原因を作っておきながらも、体制の維持が優先される考え方、そのものが争いを生むだろう。光彦の終え方も、物語の終り方も、全く納得のいく話ではない。 …続きを読む
    セウテス
    2022年10月13日
    78人がナイス!しています
  • シリーズ23。多少は能楽の知識があったほうが楽しめるのだろう。自分にはありませんがね。新本格なんかとは全く違うテイストの光彦シリーズの攻略法はプロローグを常に意識しておくと役に立つ。今回もその攻略法で シリーズ23。多少は能楽の知識があったほうが楽しめるのだろう。自分にはありませんがね。新本格なんかとは全く違うテイストの光彦シリーズの攻略法はプロローグを常に意識しておくと役に立つ。今回もその攻略法で早めに犯人の目処がつく。これも光彦の言う定理みたいなものだ。ヒロインの父が亡くなるか行方不明になり汚名を晴らすか消息を探すうちにプロローグの事件との関連性から犯人が絞られ、刑事かヒロインの迷推理とは異なる真相へ曖昧な証言を別角度から捉えることで解決へと迫るが逮捕はされない。【ヒロインは割りと身近。可能性あり。 …続きを読む
    がたやぴん
    2015年05月04日
    40人がナイス!しています
  • 再読。初読当時から内田康夫作品の一つの集大成と思い込んでいたのだけれど、吉野山や天川谷の神秘的な風景や天河神社の歴史、能謡といった伝統芸能が絡み合う様がそれを感じさせるのだろう。さらにそこに、複数の殺 再読。初読当時から内田康夫作品の一つの集大成と思い込んでいたのだけれど、吉野山や天川谷の神秘的な風景や天河神社の歴史、能謡といった伝統芸能が絡み合う様がそれを感じさせるのだろう。さらにそこに、複数の殺人事件に絡んだ人間模様が相まって、作品に奥行きを持たせる。その人間関係が若干強引さを感じさせるものもあるが、全体としてみればやっぱり代表作の一つなのだと思う。人には守りたいもの、守るべきものがあり、それを侵された時には必死で抗い、全力で抵抗する。しかし命より優先されるべき伝統なんてあるのだろうか。 …続きを読む
    ダイナマイトダディ❨DD❩
    2025年04月06日
    17人がナイス!しています

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