与謝野晶子の源氏物語 下 宇治の姫君たち

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2008年04月25日
判型:
文庫判
ページ数:
432
ISBN:
9784044084035
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与謝野晶子の源氏物語 下 宇治の姫君たち

  • 著者 与謝野 晶子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2008年04月25日
判型:
文庫判
ページ数:
432
ISBN:
9784044084035

情熱歌人が愛し訳した王朝の恋物語! こなれた訳文で、通読に最適。

宇治に隠棲する八の宮から姫君姉妹を託された薫は、自分を拒み続けて亡くなった姉のあげまきを忘れることができなかった。そんな薫に妹の小姫は、あげまきに似た異母妹浮舟の存在を明かす。浮舟を見た薫は、心を揺さぶられるが、小姫の夫の匂宮もまた興味を抱き、積極的な行動を起こす。板ばさみに苦悩した浮舟はある決意をした。本巻には「早蕨」から「夢の浮橋」を収録。梶田半古の挿画入り。解説 神野藤昭夫 宇治に隠棲する八の宮から姫君姉妹を託された薫は、自分を拒み続けて亡くなった姉のあげまきを忘れることができなかった。そんな薫に妹の小姫は、あげまきに似た異母妹浮舟の存在を明かす。浮舟を見た薫は、心を揺さぶられるが、小姫の夫の匂宮もまた興味を抱き、積極的な行動を起こす。板ばさみに苦悩した浮舟はある決意をした。本巻には「早蕨」から「夢の浮橋」を収録。梶田半古の挿画入り。解説 神野藤昭夫

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

早蕨
宿り木
東屋
浮舟
蜻蛉
手習
夢の浮橋
新訳源氏物語の後に 与謝野晶子
解説  神野藤昭夫

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「与謝野晶子の源氏物語 下 宇治の姫君たち」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 源氏物語の最後になります。落ち着いていて哀しみさえ湛えているように思えます。儚く終わるのもまた物語の結末として良いですね。豪華さはありませんが「わび・さび」の世界が広がっているように感じました。その丁 源氏物語の最後になります。落ち着いていて哀しみさえ湛えているように思えます。儚く終わるのもまた物語の結末として良いですね。豪華さはありませんが「わび・さび」の世界が広がっているように感じました。その丁寧な世界観は意識されて紡がれたのでしょう。1000年以上経っても変わらない人の心が落とし込まれている物語だからこそ魅了されるのですね。 …続きを読む
    優希
    2025年04月11日
    41人がナイス!しています
  • 宇治十帖はあまり面白くない。匂宮、薫のキャラ設定が曖昧で、その影響か、大君、中君、浮舟の方に重心が移っている。人物の物理的な移動も少なく、三者の固定化した関係からの展開も少ない。物語の抑揚が乏しいので 宇治十帖はあまり面白くない。匂宮、薫のキャラ設定が曖昧で、その影響か、大君、中君、浮舟の方に重心が移っている。人物の物理的な移動も少なく、三者の固定化した関係からの展開も少ない。物語の抑揚が乏しいので、やはり別作者の可能性が高いのではないか。前近代では作者の固有性は問題にならないし、サーガとしてみれば二次創作は正当な行為だから、第3部の転調は第一部が読まれてきた証だ。 …続きを読む
    ころこ
    2025年04月10日
    39人がナイス!しています
  • 与謝野(訳)源氏(物語)最終巻、「早蕨48帖」(薫の君25歳)~「夢浮橋54帖」(薫の君28歳)。源氏の君、亡き後、その義子の薫の君と源氏の外孫の匂宮を中心に宇治の八の宮の姫君たちとのたおやかな交流・生活が繰 与謝野(訳)源氏(物語)最終巻、「早蕨48帖」(薫の君25歳)~「夢浮橋54帖」(薫の君28歳)。源氏の君、亡き後、その義子の薫の君と源氏の外孫の匂宮を中心に宇治の八の宮の姫君たちとのたおやかな交流・生活が繰り広げられる。そんな中、薫の君と匂宮との板挟みで苦悩した挙句、取った浮舟の君の行動とその顛末が切なくも物悲しさを感じる。“もののあはれ”を垣間見る。また、機会を作って、田辺、谷崎、寂聴の源氏も読んでみたい。 …続きを読む
    Gotoran
    2013年08月24日
    20人がナイス!しています

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