夜市

第12回 日本ホラー小説大賞

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2008年05月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784043892013
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第12回 日本ホラー小説大賞

夜市

  • 著者 恒川 光太郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2008年05月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
224
ISBN:
9784043892013

怖さだけでなく、哀しみをたたえた傑作。第12回日本ホラー小説大賞受賞作

何でも売っている不思議な市場「夜市」。幼いころ夜市に迷い込んだ裕司は、弟と引き換えに「野球選手の才能」を手に入れた――。直木賞の候補にもなったホラー大賞受賞作! 何でも売っている不思議な市場「夜市」。幼いころ夜市に迷い込んだ裕司は、弟と引き換えに「野球選手の才能」を手に入れた――。直木賞の候補にもなったホラー大賞受賞作!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「夜市」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ホラー大賞受賞作、というより私にとっては魅惑の異界ファンタジー小説というイメージだった。出だしから「学校蝙蝠(こうもり)」、「永久放浪者」、「着物を着た狸」など、これまで見たこともない単語に引っ掛かか ホラー大賞受賞作、というより私にとっては魅惑の異界ファンタジー小説というイメージだった。出だしから「学校蝙蝠(こうもり)」、「永久放浪者」、「着物を着た狸」など、これまで見たこともない単語に引っ掛かかりながら、異世界に一気に引き込まれてしまった。 …続きを読む
    鉄之助
    2024年10月09日
    947人がナイス!しています
  • 得意分野ではないけれど、グイグイと惹きつけられた一冊でした。「夜市」では、過去の自分自身の欲望を優先してしまって、今になってその過ちに気付いてしまった少年の後悔と懺悔を、自らを犠牲にして清算しようとす 得意分野ではないけれど、グイグイと惹きつけられた一冊でした。「夜市」では、過去の自分自身の欲望を優先してしまって、今になってその過ちに気付いてしまった少年の後悔と懺悔を、自らを犠牲にして清算しようとする。もしかすると、多くの人が人生で一度は経験するであろう事への警告かもしれないと思って読み進めました。もう一遍の「風の古道」は、ある種の人にしか見えない古道での脱出に向けての人間同士の駆け引きと悲しい哀愁のような事を感じながら読んでいました。どちらからも、人生には迷い込むこともある事を教示された感じですね。 …続きを読む
    ちょこまーぶる
    2016年02月18日
    783人がナイス!しています
  • 似たような味わいの物語2編。つげ義春の後年の作品のような。わあっと叫びながら汗びっしょりで目覚めた時にかすかに覚えている悪夢の断片のような。そんな物語。タイトルにもなっている【夜市】よりも【風の古道】 似たような味わいの物語2編。つげ義春の後年の作品のような。わあっと叫びながら汗びっしょりで目覚めた時にかすかに覚えている悪夢の断片のような。そんな物語。タイトルにもなっている【夜市】よりも【風の古道】の方が俺は好きだ。最後に急に、読み手である俺に話を振ってくるあたり大好物だ。家族が寝静まった深夜に1人で読みふけり、いつの間にか風の古道に迷い込んでいた。そんなひとときをぞくぞくしながら楽しんだ。 …続きを読む
    青乃108号
    2022年11月15日
    780人がナイス!しています

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