”文学少女”と月花を孕く水妖

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2007年12月25日
判型:
A6判
商品形態:
文庫
ページ数:
328
ISBN:
9784757739185
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”文学少女”と月花を孕く水妖

  • 著者 野村 美月
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2007年12月25日
判型:
A6判
商品形態:
文庫
ページ数:
328
ISBN:
9784757739185
夢のようなひと夏の思い出を描く、”文学少女”特別編! 夢のようなひと夏の思い出を描く、”文学少女”特別編!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「”文学少女”と月花を孕く水妖」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 再読。今回の題材は泉鏡花「夜叉ヶ池」心葉と遠子の夏の思い出を描いた話。シリーズ初の番外編の主役は麻貴。時系列的には番外編ではあるんだけど、今後の物語に繋がっていく超重要な伏線が張られていたりするので、 再読。今回の題材は泉鏡花「夜叉ヶ池」心葉と遠子の夏の思い出を描いた話。シリーズ初の番外編の主役は麻貴。時系列的には番外編ではあるんだけど、今後の物語に繋がっていく超重要な伏線が張られていたりするので、この巻を読んでおかないと、本編の方を十分に堪能出来ないんですよね。勿論、物語の展開の方は文句なしに面白く、「鏡花水月」という言葉通りに夢のように儚く、切ない美しい恋を描いたお話でした。そこまで重たくないのも番外編らしくて良い感じ。何度読んでも色褪せない作品ですね。 …続きを読む
    まりも
    2016年10月25日
    106人がナイス!しています
  • 今回の話は第2巻の蛍の事件から約一ヶ月後の物語でした。姫倉麻貴の別荘に連れていかれた心葉が、遠子先輩と共に姫倉の一族に伝わる呪いに関わる事件に巻き込まれていく話で、メインとなったのは泉鏡花の『夜叉ヶ池 今回の話は第2巻の蛍の事件から約一ヶ月後の物語でした。姫倉麻貴の別荘に連れていかれた心葉が、遠子先輩と共に姫倉の一族に伝わる呪いに関わる事件に巻き込まれていく話で、メインとなったのは泉鏡花の『夜叉ヶ池』です。お化けに怯えたり、心葉の書いた三題噺を食べて酔っぱらってしまった遠子先輩が可愛らしかったです。ゆりと秋良の恋の物語は甘く、苦いものであったけれども、遠子先輩が二人の物語に希望の光を照らしてくれたのが良かった。最後に、レモンパイを焼こうと張り切っていたのは、ななせさんだったら良いなあと思った。 …続きを読む
    スズ
    2016年09月14日
    101人がナイス!しています
  • 夜が明けるまで、夏が終わるまでは、どうか、この夢の中に。長い髪を梳く涼やかな風、いつも傍にあるその笑顔を不意に誰よりも遠くに感じる。心に閉じ込めた秘密は水鏡にほの白く浮かぶ月の花、触れれば砕け散ってし 夜が明けるまで、夏が終わるまでは、どうか、この夢の中に。長い髪を梳く涼やかな風、いつも傍にあるその笑顔を不意に誰よりも遠くに感じる。心に閉じ込めた秘密は水鏡にほの白く浮かぶ月の花、触れれば砕け散ってしまうから、そのままで。翳る水辺、血の朱と鬼の哄笑、哀しい別離で幕を下ろした悲劇がなぞられる、夢は必ず終わると。いつか別れゆく道、絆を振り解いて、月と花を抱いたまま。目覚めた後に残るのは物語の余韻と、変わらず巡る新たな朝。けれど今は、今だけは、その姿に見とれて、その手に触れて、束の間の夢を見続けていたくて。 …続きを読む
    ちはや@灯れ松明の火
    2011年06月05日
    79人がナイス!しています

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