燃ゆる樹影

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2009年08月20日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
400
ISBN:
9784048739580

燃ゆる樹影

  • 著者 藤田 宜永
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2009年08月20日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
400
ISBN:
9784048739580

「求愛」「愛の領分」の系譜を辿る新たな傑作恋愛小説誕生。

沢村信治は八王子在住の55歳の樹木医。消費者金融の創業者、藤代に、八ヶ岳の麓の集落にあるアカマツの治療の依頼を受け上諏訪の均衡に沢村は、そこで、かつての恋人、美枝子と再会する。 沢村信治は八王子在住の55歳の樹木医。消費者金融の創業者、藤代に、八ヶ岳の麓の集落にあるアカマツの治療の依頼を受け上諏訪の均衡に沢村は、そこで、かつての恋人、美枝子と再会する。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「燃ゆる樹影」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「恋愛中毒」の独りよがりの恋と違い、こちらは昔の恋に焼け木杭に火が付いた?。沢村と美枝子は結局娘の陽子に振り回されたのでしょうが、そこは分別ある大人として・・。いやぁやっぱり私、沢村の奥さん静子さんに 「恋愛中毒」の独りよがりの恋と違い、こちらは昔の恋に焼け木杭に火が付いた?。沢村と美枝子は結局娘の陽子に振り回されたのでしょうが、そこは分別ある大人として・・。いやぁやっぱり私、沢村の奥さん静子さんに気持ちが加担してしまうわ。うちの爺さん浮気なんてできなかった人やけど、こんなんで一緒に暮らすやなんて絶対嫌やわ。「恋愛中毒」の水無月と陽子が粘着シートみたいで被さる。恋って当人にはええもんやろけど・・遊びと家庭を分けな迷惑この上ない。恋を知らん婆の言うこと。ごめんやっしゃ(^^;。 …続きを読む
    はつばあば
    2023年03月11日
    56人がナイス!しています
  • やはり藤田宜永いい!じわじわとくる読後感はさすが。後味の素晴らしい良いワインを飲んだような感覚。円熟した大人の愛。好きだから、あえて一緒に暮らさない。現状を壊さない。恋人のままでいる。なんかわかる。好 やはり藤田宜永いい!じわじわとくる読後感はさすが。後味の素晴らしい良いワインを飲んだような感覚。円熟した大人の愛。好きだから、あえて一緒に暮らさない。現状を壊さない。恋人のままでいる。なんかわかる。好きだから、結婚すればいいのではない。あえて一緒に暮らさないから続く恋もある。言わない二人、多くを語らない二人がいい。なんとも切ないですか、職業として植物を相手に生きる道を選んだ主人公の気持ちになんだか共感できる。なんとも色気のある作品。 …続きを読む
    K K
    2016年08月13日
    5人がナイス!しています
  • この作家の文体は好きだ。 読みやすい。 好きな作家のひとり。 作品ごとに主人公の職業がユニークなのもこの人の小説の特徴。 ここでは樹木医。 よく取材、資料収集されているのがわかる。 軽井沢のご自宅から東 この作家の文体は好きだ。 読みやすい。 好きな作家のひとり。 作品ごとに主人公の職業がユニークなのもこの人の小説の特徴。 ここでは樹木医。 よく取材、資料収集されているのがわかる。 軽井沢のご自宅から東京へ来られた帰りには東京駅前の八重洲ブックセンターで大量の書物を購入する由。 …続きを読む
    じいじ
    2014年05月10日
    4人がナイス!しています

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