『源氏物語』に仕掛けられた謎 「若紫」からのメッセージ

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2008年09月10日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
224
ISBN:
9784047021419
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『源氏物語』に仕掛けられた謎 「若紫」からのメッセージ

  • 著者 原岡 文子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2008年09月10日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
224
ISBN:
9784047021419

謎を秘めた若紫の巻。長大な物語の構想を読み解く、意欲的な試み

「若紫」は、源氏物語五十四帖の世界の仕掛けの糸をさまざまに紡ぎだす不思議な巻である。紫の上との出会い、藤壺との密会と懐妊、不思議な夢解き。この巻を丁寧に読み解き、源氏物語全体を見渡す。 「若紫」は、源氏物語五十四帖の世界の仕掛けの糸をさまざまに紡ぎだす不思議な巻である。紫の上との出会い、藤壺との密会と懐妊、不思議な夢解き。この巻を丁寧に読み解き、源氏物語全体を見渡す。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「『源氏物語』に仕掛けられた謎 「若紫」からのメッセージ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「源氏物語」五十四帖の世界の核となる「若紫」、その仕掛けの糸を解いていく一冊。「伊勢物語」のパロディとしての始発や「竹取物語」や「聖徳太子」との共通点など、さまざまな文献から検証してます。紫の上の切な 「源氏物語」五十四帖の世界の核となる「若紫」、その仕掛けの糸を解いていく一冊。「伊勢物語」のパロディとしての始発や「竹取物語」や「聖徳太子」との共通点など、さまざまな文献から検証してます。紫の上の切なさや藤壺との禁忌の恋、物語に漂う仄かな暗さ…。今もこういう小説とか好まれるよなーと思いつつ、昔のひとも早く続き読みたいよーなんて思いながら、わくわくして読んだんだろうなぁと、古典が少し身近になりました。 …続きを読む
    mimm
    2015年12月18日
    1人がナイス!しています
  • 一般向けの読み物、教養書というよりは、『源氏物語』の研究書・専門書であるため、『源氏物語』についてある程度以上の知識がある人じゃないと、読むのがつらいかも知れない。 タイトルの「仕掛けられた謎」が何 一般向けの読み物、教養書というよりは、『源氏物語』の研究書・専門書であるため、『源氏物語』についてある程度以上の知識がある人じゃないと、読むのがつらいかも知れない。 タイトルの「仕掛けられた謎」が何か分からない。別に何か謎解きをしている訳ではない。「紫のゆかり」のことを謎と表現しているのか? …続きを読む
    ぽん
    2013年08月14日
    1人がナイス!しています
  • 若紫が伊勢物語に似せて書かれたもの。など源氏物語の隠喩表現から成立過程や作者が語ろうとした裏の意味を探る。また表現や年立てなどから執筆単位なども。軟らかい文章。 若紫が伊勢物語に似せて書かれたもの。など源氏物語の隠喩表現から成立過程や作者が語ろうとした裏の意味を探る。また表現や年立てなどから執筆単位なども。軟らかい文章。
    wang
    2011年11月18日
    1人がナイス!しています

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