史記 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2010年12月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784044072193
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史記 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典

  • 著者 福島 正
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2010年12月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784044072193

教科書でおなじみの名場面で紀元前中国の歴史を知る。

『史記』は全130巻におよぶ中国最初の正史。王や名将たちから大商人や殺し屋に至るまで、強烈な個性の人々を鮮やかに描き、ここから生まれた故事成語も多い。本書では、「鴻門の会」「四面楚歌」で有名な項羽と劉邦の戦い、伍子胥の復讐劇、春秋時代末期に起きた呉越の抗争など、教科書でもおなじみの名場面を精選して収録。『史記』の全容がわかる簡潔な解説も加え、中国の歴史を躍動的な原文と現代語訳で楽しむ決定版。 『史記』は全130巻におよぶ中国最初の正史。王や名将たちから大商人や殺し屋に至るまで、強烈な個性の人々を鮮やかに描き、ここから生まれた故事成語も多い。本書では、「鴻門の会」「四面楚歌」で有名な項羽と劉邦の戦い、伍子胥の復讐劇、春秋時代末期に起きた呉越の抗争など、教科書でもおなじみの名場面を精選して収録。『史記』の全容がわかる簡潔な解説も加え、中国の歴史を躍動的な原文と現代語訳で楽しむ決定版。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

はじめに

解説 司馬遷と『史記』
 一、司馬遷のこと
 二、『史記』のこと

付録
 参考文献
 『史記』篇目表

第一部 春秋末期の動乱──「伍子胥列伝」より
  伍子胥の父祖
  費無忌の陰謀
  父と兄の死
  決死の逃避行
  呉という国
  呉王暗殺
  二人の佞臣
  呉の孫子
  ついに郢へ
  尸に鞭うつ
  日暮れて途遠し
  闔廬の死
  会稽の恥
  伯ヒの讒言
  伍子胥の最期

第二部 戦国時代の人間関係──「魏公子列伝」より
  門番の老人
  無礼な侯エイ
  侯エイの弁明
  趙の危機
  公子の決意
  侯エイの秘策
  将 外に在れば
  客の心意気
  侯エイの死
  司馬遷の公子評

第三部 秦から漢へ──「項羽本紀」など
  始皇帝の崩御──「秦始皇本紀」より
  陳勝・呉広の蜂起──「陳渉世家」より
  項羽、初めて起つ──「項羽本紀」より
  劉邦、初めて起つ──「高祖本紀」より
  策士范増──「項羽本紀」より
  懐王の約束──「高祖本紀」より
  秦の滅亡──「高祖本紀」より
  法三章──「高祖本紀」より
  鴻門の会、その前夜──「項羽本紀」より
  鴻門の会、その当日──「項羽本紀」より
  鴻門の会、その終幕──「項羽本紀」より
  ケイ陽の戦い──「項羽本紀」より
  四面楚歌──「項羽本紀」より
  項羽の最期──「項羽本紀」より

おわりに

コラム
 「伍子胥変文」
 「呉越同舟」
 「臥薪嘗胆」
 「伍子胥の怨霊」
 左と右
 「のう中の錐」──平原君のこと
 「鶏鳴狗盗」──孟嘗君のこと
 楚王の父──春申君のこと
 陳勝の逸話
 秦帝国最後の日々
 『史記』と語り物
 「故郷に錦を飾る」

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「史記 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 史記の中から『伍子胥列伝』『魏公子列伝』、項羽と劉邦についての箇所を抜粋して紹介した一冊。訳文だけではなく、読み下し文と原文も掲載されている。中でも鴻門の会の読み下し文は臨場感たっぷりで、声に出して読 史記の中から『伍子胥列伝』『魏公子列伝』、項羽と劉邦についての箇所を抜粋して紹介した一冊。訳文だけではなく、読み下し文と原文も掲載されている。中でも鴻門の会の読み下し文は臨場感たっぷりで、声に出して読みたくなった(平家物語みたい!)。史記と言えば始皇帝、項羽と劉邦、戦国四君が真っ先に思い浮かぶ私にとって、ほんの一部を紹介したこの作品の中で、簡単にではあるけど戦国四君全員について触れられていたのが嬉しかった。 …続きを読む
    しゅてふぁん
    2020年10月18日
    43人がナイス!しています
  • 太平記はどうも「史記」を参考にしているので、読み易いこの本を開いてみる。若い時に読んだが、今も影響しているのかな?平安時代の初期から平安貴族に浸透した。清少納言や紫式部も「史記」に親しでおり、言及して 太平記はどうも「史記」を参考にしているので、読み易いこの本を開いてみる。若い時に読んだが、今も影響しているのかな?平安時代の初期から平安貴族に浸透した。清少納言や紫式部も「史記」に親しでおり、言及している。以来、「史記」は貴族から武士へ、武士から町民へと浸透し続けて、現代に至っている。まあこの本は優しく書かれており、手引き書として最適でしょう。中国の春秋末期の動乱から「伍子しょ列伝」を最初に紹介している。スマホでは「しょ」の漢字が出ないので当分はひらがなにします。「史記」は前漢時代の司馬遷の作のようです。 …続きを読む
    加納恭史
    2022年08月22日
    21人がナイス!しています
  • #読了 原文、書き下し文、訳文、寸評と安心の構成。 伍子胥列伝、魏公子(信陵君 魏無忌)列伝、項羽本紀を取りあげている。 白起と王翦が同じ列伝にまとめられてるのが意外だった。 日本人最初のメジャーリーガーとし #読了 原文、書き下し文、訳文、寸評と安心の構成。 伍子胥列伝、魏公子(信陵君 魏無忌)列伝、項羽本紀を取りあげている。 白起と王翦が同じ列伝にまとめられてるのが意外だった。 日本人最初のメジャーリーガーとして〈わが南海ホークスの村上雅則投手〉と書かれているだけでこの著者は信頼できる。 kindle …続きを読む
    フク
    2023年04月03日
    14人がナイス!しています

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