- 著者 山本 周五郎
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2008年12月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 272
- ISBN:
- 9784041290101
春いくたび
- 著者 山本 周五郎
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2008年12月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 272
- ISBN:
- 9784041290101
少年少女の心を惹きつけ、涙させた珠玉の短篇、初文庫化!
戦場に行く少年の帰りを待つ香苗。別れに手向けた辛夷を支えに、春がいくたびも過ぎていた――表題作をはじめ、健気に生きる武家の家族の哀歓を丁寧に、叙情的に描き切った秀逸な短篇集。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「春いくたび」感想・レビュー
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安定の周五郎さんだった。テンポがよくてさくさく読み進められる。少年少女用なのかな、難解でもないし。けれど周五郎さんが作品を通していつもいつも語りかけている「信念」はしっかりと書かれている。自分も相手も …続きを読む2016年09月14日53人がナイス!しています
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少年少女向けの短編小説集。とはいえ決して子供向けと侮ることはできない。表題作の「春いくたび」は信じて待つという気持ちの尊さを見事に表現している。作風は違うが三島由紀夫の「豊穣の海」の最後のシーンを思い …続きを読む2021年02月06日46人がナイス!しています
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痛快な短編から始まる作品集に、思う存分堪能しました。やっぱり、山本周五郎さんは良い。それぞれの作品を読了するたびに、身体中に残る静かな余韻にどっぷりと浸れました。貧しい下級武士や、うまく出世の出来ない …続きを読む2013年03月31日46人がナイス!しています