歌集 後の日々 角川短歌叢書

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2007年10月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
216
ISBN:
9784046217271

歌集 後の日々 角川短歌叢書

  • 著者 永田 和宏
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2007年10月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
216
ISBN:
9784046217271

『風位』で迢空賞を受賞して3年、2001年以降の歌を纏めた、第十歌集。

科学者として世界をまたぎ、そしてある時は歌人として日本の各地を飛び交う。妻の手術から七年を経過しようやく生活に落ち着きを取り戻した。これは、その七年の「後の日々」である。 科学者として世界をまたぎ、そしてある時は歌人として日本の各地を飛び交う。妻の手術から七年を経過しようやく生活に落ち着きを取り戻した。これは、その七年の「後の日々」である。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「歌集 後の日々 角川短歌叢書」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 私の好きな歌人河野裕子の夫、永田和宏の歌集。ユーモアを感じるもの、しみじみとした味わいのもの、生と死を見つめたものなど多彩な内容で、短歌はやっぱり良いなと思わせてくれる歌集です。私が一番惹かれたのは、 私の好きな歌人河野裕子の夫、永田和宏の歌集。ユーモアを感じるもの、しみじみとした味わいのもの、生と死を見つめたものなど多彩な内容で、短歌はやっぱり良いなと思わせてくれる歌集です。私が一番惹かれたのは、妻の河野裕子のことを詠んだ短歌です。ロマンティックで美しいものが多く、この歌人の妻への愛の深さを感じます。「助手席にいるのはいつも君だった黄金丘陵の陽炎を行く」瑞々しい情感を感じる上の句と、エキゾチックな異国の情景を描いた下の句が組み合わさって忘れがたい歌になっています。 …続きを読む
    新田新一
    2024年12月25日
    28人がナイス!しています
  • 「どの歌も既視感のなかに竦んでいるこんな日はもう歌ができない」「なんびとも見たることなき不可思議の麒麟というが林立をする」「ゆうぐれに西瓜の種を吐きいだす世界のゆうぐれにびっしりと死者」「落花尊と詠み 「どの歌も既視感のなかに竦んでいるこんな日はもう歌ができない」「なんびとも見たることなき不可思議の麒麟というが林立をする」「ゆうぐれに西瓜の種を吐きいだす世界のゆうぐれにびっしりと死者」「落花尊と詠みたる耕衣少しずつ少しずつ人は死の側に寄る」「夕闇は盈ちつつ世界の夕暮れにアボガドロ数の猫ねむるなり」「そこがあなたの岬でもあるというように光翳ろうなかの頬杖」 …続きを読む
    Cell 44
    2017年02月20日
    2人がナイス!しています

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