THE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイ

THE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2007年11月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
608
ISBN:
9784041616093
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THE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイ

  • 著者 矢作 俊彦
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2007年11月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
608
ISBN:
9784041616093

だれもかれも他人の人生を生きているみたいだ--。

神奈川県警の二村永爾は殺人事件の重要参考人ビリー・ルウの失踪に関わった嫌疑で捜査から外されてしまう。事件直後、ビリーが操縦していたジェット機が墜落したと知らされるが、ビリーからの手紙が届く。 神奈川県警の二村永爾は殺人事件の重要参考人ビリー・ルウの失踪に関わった嫌疑で捜査から外されてしまう。事件直後、ビリーが操縦していたジェット機が墜落したと知らされるが、ビリーからの手紙が届く。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「THE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 残念ながら横浜と横須賀には全く土地勘はないが、それでも虚飾を排したどこかノスタルジックな雰囲気漂う情景描写は物語を度外視しても面白い。かの大御所チャンドラーの同名作をオマージュしてはいるが、氏特有の乾 残念ながら横浜と横須賀には全く土地勘はないが、それでも虚飾を排したどこかノスタルジックな雰囲気漂う情景描写は物語を度外視しても面白い。かの大御所チャンドラーの同名作をオマージュしてはいるが、氏特有の乾いた文体を存分に堪能出来る。ひょんな事から知り合ったビリーが失踪したことに端を発し、様々な社会問題まで絡め、一筋縄ではいかない複雑な物語に仕上げつつもしっかりエンタメ作品として楽しめる。物語そのものも抜群の読みごたえだが、やはり情景描写が出色なイメージだ。 …続きを読む
    しょう
    2023年05月28日
    57人がナイス!しています
  • 長年東京に住んでいたのに横須賀には仕事でちょっと寄ったくらい。ドブ板通り、一度行って見ておけばよかったーと思わせる本書。時代と土地柄の雰囲気たっぷりながら、少し話が入り組みすぎていて、最後あたりは集中 長年東京に住んでいたのに横須賀には仕事でちょっと寄ったくらい。ドブ板通り、一度行って見ておけばよかったーと思わせる本書。時代と土地柄の雰囲気たっぷりながら、少し話が入り組みすぎていて、最後あたりは集中力持たずだらだら読んでしまった。だらだら読むのもありかも? …続きを読む
    himehikage
    2019年11月30日
    15人がナイス!しています
  • 本家がLONGなら、矢作版はWRONG。全編に散りばめられた気の利いたセリフや警句、人によっては鼻白むほどのキザな言い回し。錯綜する物語、張り巡らされた伏線、次々登場する胡散臭い男女、20年近く前の横浜 本家がLONGなら、矢作版はWRONG。全編に散りばめられた気の利いたセリフや警句、人によっては鼻白むほどのキザな言い回し。錯綜する物語、張り巡らされた伏線、次々登場する胡散臭い男女、20年近く前の横浜と横須賀のディテール、そしてファム・ファタール、海鈴(アイリーン)!質量ともに二村シリーズの到達点。「私はひとり、そこに取り残された。彼らの姿を観たのは。それが最後だった。その日から先、私が親しくしていたものは残らずこの町からいなくなった」――そう、二村は誰に、何に「さよなら」を告げたのだろうか? …続きを読む
    まんだよつお
    2018年05月25日
    11人がナイス!しています

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