デッドライン 下

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2007年11月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
416
ISBN:
9784043867028
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デッドライン 下

  • 著者 建倉 圭介
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2007年11月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
416
ISBN:
9784043867028

冒険小説の新たな傑作、誕生。

米国による日本への原爆投下を察知した日系人のミノルとエリイのふたりは、北米大陸を横断し、アラスカを経由して千島列島へ。だが、米軍の追跡チームが行く手を阻む。タイムリミットが刻々と迫っていた――。 米国による日本への原爆投下を察知した日系人のミノルとエリイのふたりは、北米大陸を横断し、アラスカを経由して千島列島へ。だが、米軍の追跡チームが行く手を阻む。タイムリミットが刻々と迫っていた――。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「デッドライン 下」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 最後は「ミノル、エリイ、急げ!」と心の中で叫び続けた!家族を助けるために原爆のことを日本政府に伝え、降伏を勧告する。追手におわれ、様々な障害にぶつかっても、知恵と技術と精神力を振り絞って乗り越え、じわ 最後は「ミノル、エリイ、急げ!」と心の中で叫び続けた!家族を助けるために原爆のことを日本政府に伝え、降伏を勧告する。追手におわれ、様々な障害にぶつかっても、知恵と技術と精神力を振り絞って乗り越え、じわじわと東京へ迫るところにミノルの執念を感じた。また戦争の愚かさ、民族・人種差別などが描かれていて、本筋に隠された筆者からのメッセージも伝わってきた。史実は曲げられないけど、どの様に物語を締めるのか、戦時中を舞台にした冒険小説にはそんな面白さがある。今回も堪能しました(о´∀`о) …続きを読む
    ひよこ
    2018年04月04日
    40人がナイス!しています
  • (上巻の続き)さらに、戦争がこの差別問題を深刻なものにしているという事実も描かれている。ガダルカナル戦線で息子を殺されたレストラン店主はその代表だ。ミノルを追うホソカワの独白も興味深い。「戦争は領土を (上巻の続き)さらに、戦争がこの差別問題を深刻なものにしているという事実も描かれている。ガダルカナル戦線で息子を殺されたレストラン店主はその代表だ。ミノルを追うホソカワの独白も興味深い。「戦争は領土を奪い、人を殺すだけではなかったのだ。この子らの心を傷つけ、未来を殺しているのだ」 最後に米内元海相が登場すると、いまの軍令部はミノルの情報をアメリカの謀略だとしか考えないので、戦争終結が遅れてしまうと告げる。これが当時の現実なのだろう。自ら起こした戦争によって、軍令部も心を病んでしまったのかもしれない。 …続きを読む
    まつうら
    2021年11月07日
    23人がナイス!しています
  • これは凄く面白い。フォン・ノイマンまで登場。日系442部隊を経験した主人公が、コンピュータ開発に従事する中、マンハッタン計画を知る。これを日本の家族・政府に伝えるためにアラスカ・アリューシャン・樺太経由 これは凄く面白い。フォン・ノイマンまで登場。日系442部隊を経験した主人公が、コンピュータ開発に従事する中、マンハッタン計画を知る。これを日本の家族・政府に伝えるためにアラスカ・アリューシャン・樺太経由でエリーと共に日本に向かう。アメリカ側は追手を送り銃撃戦を生き残る。日本へ逃げ切るものの、日本兵には虐待を受ける。そして広島へ。粗いが、人種差別、少数民族の虐待(日本でもUSでも)なども描写する。読み出したら止められない小説。 …続きを読む
    HoneyBear
    2013年12月23日
    11人がナイス!しています

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