• 『ツ、イ、ラ、ク』を読んでからかなり時間が経ってしまいましたが、それでも物語を深く味わうことができました。対になっているのと同時にサイドストーリー的な位置付けとも言える作品でしょう。それぞれの恋の物語 『ツ、イ、ラ、ク』を読んでからかなり時間が経ってしまいましたが、それでも物語を深く味わうことができました。対になっているのと同時にサイドストーリー的な位置付けとも言える作品でしょう。それぞれの恋の物語が落ちていく恋の味を感覚的に伝えてきます。何故ここまで恋がダイレクトに伝わるのかと思わずにはいられません。体がゾクゾクと震えるのを感じさせられました。 …続きを読む
  優希

  2017年02月16日
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• 『ツ、イ、ラ、ク』のスピンアウト。兄の初恋は実ったけど安藤の梁瀬由紀子先生への初恋は『卒業写真』のようにその時のままでいいと感じたことに納得。河村先生と対等でいたい準子の想いが情欲で溢れているけどいじ 『ツ、イ、ラ、ク』のスピンアウト。兄の初恋は実ったけど安藤の梁瀬由紀子先生への初恋は『卒業写真』のようにその時のままでいいと感じたことに納得。河村先生と対等でいたい準子の想いが情欲で溢れているけどいじらしさを感じた『高瀬舟、それから』。頼子が塔仁原を男女として意識する過程を語り「結婚して彼が健康でさえいてくれれば、自分と同じ時間を生きて、泣いて怒って笑って自分と話してくれることが嬉しいと思う相手と共に年月を歩んでいけるのがなによりも幸せ」って感じてることが嬉しい『汝、病めるときも、すこやかなるときも』。→ …続きを読む
  りゅう☆

  2018年09月03日
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• 残りの年月はただそれを思い出すだけ ──。本編『ツイラク』が存外、気持ちよく読めたので、そのスピンオフとして紹介されていた本書を手に取りました。ただ、読了後の今この短編集は、本編から派生した番外ではなく 残りの年月はただそれを思い出すだけ ──。本編『ツイラク』が存外、気持ちよく読めたので、そのスピンオフとして紹介されていた本書を手に取りました。ただ、読了後の今この短編集は、本編から派生した番外ではなく、併せて一編の物語と感じています。『桃』の主役たちの何人かは、本編では目立つことのない脇役でした。各挿話と本編の核になるエピソードとは、必ずしも直接、リンクをしているわけでもありません。それでもなお、自分はこの２冊を分かつことができません。本編の熱がまだ醒めやらぬうち、再び長命のあの時間へ。 …続きを読む
  背番号１０＠せばてん。

  2014年04月05日
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