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「ほしのこえ あいのことば/ほしをこえる」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です
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ノボルとミカコ其々の主観のみで描かれている為、世界系といえる同作にマッチしている。改めて加納さんの心情描写って良いなと思う。思えば大航海時代にもこういう時空に隔たれる悲恋劇ってあったと思う。対外的な野
ノボルとミカコ其々の主観のみで描かれている為、世界系といえる同作にマッチしている。改めて加納さんの心情描写って良いなと思う。思えば大航海時代にもこういう時空に隔たれる悲恋劇ってあったと思う。対外的な野心の果てに他人に怒りを向けられて初めて我に返る。だからこそ過去にあった確かな感触を感覚を思い出さずには居られないのだろう。膨らんだ想いを電磁波に託す。昔は、風であったろうか。鳥であったろうか。あのバス停で繋がる瞬間がとても素晴らしい。価値観は完全には一致しない。が、側で確かめ合う事で、心から安心できるのだ。
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雪風のねこ@(=´ω`=)
2017年03月04日
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映像を見たのは偶然で、その後5年以上経ってから思い出したのも偶然でした。 小さな表現の一つ一つがとても好きで、 「世界っていうのは、携帯の電波の届く場所なんだって、漠然と思っていた」 「わたしという人間の
映像を見たのは偶然で、その後5年以上経ってから思い出したのも偶然でした。 小さな表現の一つ一つがとても好きで、 「世界っていうのは、携帯の電波の届く場所なんだって、漠然と思っていた」 「わたしという人間のゼロ座標は、彼に設定されている」 「木星というのは、メールが14日で届く距離にある」 なんて、秀逸でした。 ノボルサイドの話は読み終わって、あっても無くても良かったかもしれないと思ってしまうのは、あくまでこの話がミカコの話と思ってしまってるからかもしれません。
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新海誠の初映像作品「ほしのこえ」の小説版。 執筆者(加藤新太)の感情の起伏を極力平坦にした独特の表現に癖を感じるものの、新海誠のほしのこえを忠実に再現した小説ではあります。友人からは一言「読むと死にた
新海誠の初映像作品「ほしのこえ」の小説版。 執筆者(加藤新太)の感情の起伏を極力平坦にした独特の表現に癖を感じるものの、新海誠のほしのこえを忠実に再現した小説ではあります。友人からは一言「読むと死にたくなる」と(笑)。大げさですが割と的を得た表現にツボりました。 ほしのこえには「大場惑」作品の小説もあり是非こちらも読んでほしいです。
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