ごたごた気流

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2007年09月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784041303238
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ごたごた気流

  • 著者 星 新一
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2007年09月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784041303238

あなたのとなりの不穏な空気

青年の部屋には美女が、女子大生の部屋には死んだ父親が出現した。やがてみんながみんな、自分の夢をつれ歩きだし、世界は夢であふれかえった。その結果……皮肉でユーモラスな11の短編。 青年の部屋には美女が、女子大生の部屋には死んだ父親が出現した。やがてみんながみんな、自分の夢をつれ歩きだし、世界は夢であふれかえった。その結果……皮肉でユーモラスな11の短編。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ごたごた気流」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 平和な日常にそっと潜む小さな乱流12編。『なんでもない』『追求する男』は歯止めの効かない好奇心の果てに虚無感が充満するオチという著者のストーリーの原動力が純化された話。『見物の人』と表題作もこの発展型と 平和な日常にそっと潜む小さな乱流12編。『なんでもない』『追求する男』は歯止めの効かない好奇心の果てに虚無感が充満するオチという著者のストーリーの原動力が純化された話。『見物の人』と表題作もこの発展型と言え、前者は画面越しの仮想体験や監視を鋭く予見しており、後者の「相手が弱いとわかると、とたんに勢いづく」という指摘との照応も今日的。更に『重なった情景』ではプライバシーが晒される不眠社会ならではの話。『門のある家』は現実逃避願望の極致。甲斐性なしの青年たちは三十路で会社を潰して途方に暮れた著者の青写真かも。 …続きを読む
    のっち♬
    2022年12月27日
    121人がナイス!しています
  • 【図書館】平和な日常に潜む小さな乱流の種をユーモラスに描き、考えれば考えるほど妄想が広がる短編12編を収録。冒頭の「なんでもない」は特にお気に入り。ます。独特の雰囲気が余韻を残す「門のある家」も良いです 【図書館】平和な日常に潜む小さな乱流の種をユーモラスに描き、考えれば考えるほど妄想が広がる短編12編を収録。冒頭の「なんでもない」は特にお気に入り。ます。独特の雰囲気が余韻を残す「門のある家」も良いですね♪ 「条件」や「追及する男」の皮肉っぷりも健在です。個人的には「まわれ右」がおもしろい展開なのに、星さんならもっとキレイに落とせたのでは?と少し残念。自分ならどうオチをつくるか?あれこれ考えてしまいます。 …続きを読む
    しゅわ
    2015年02月05日
    60人がナイス!しています
  • 本棚の並び順通り星さん再読祭り!を進行中。手に取って読み始めたら???つい最近、読んだ覚えがある!?慌てて読メを確認したら、半年前に講談社文庫の方を読んでいました。両方持っていたんですね…ん十年気づき 本棚の並び順通り星さん再読祭り!を進行中。手に取って読み始めたら???つい最近、読んだ覚えがある!?慌てて読メを確認したら、半年前に講談社文庫の方を読んでいました。両方持っていたんですね…ん十年気づきませんでした(汗)ダブっているのに気づいても、するする読めちゃうぐらい面白かったので、せっかくなので感想登録。ちなみに手元の角川文庫版は、片山さんの挿絵ではなく和田誠さんでした。そんなバージョンもあったんだ!と二度驚きでした。 …続きを読む
    しゅわ
    2015年09月17日
    52人がナイス!しています

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