「情」の文化史 中国人のメンタリティー

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2008年09月10日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
280
ISBN:
9784047034303
label

「情」の文化史 中国人のメンタリティー

  • 著者 張 競
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2008年09月10日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
280
ISBN:
9784047034303

多くの意味をもつ中国の「情」。その変遷に中国人のメンタリティーを探る。

〈目次〉
はしがき
第一章 「情」という観念
   一 孟子の「惻隠の情」
   二 価値中立の「性」と「情」
   三 性悪説の「情」
   四 「欲」としての「情」
   五 「情」と「色」
   六 「情」の超越
   七 儒学の経典にあらわれた「情」
   八 「心情」と「考え」のあいだ
   九 広義の「情」
   十 用語法が語るもの
第二章 詩に詠まれた「情」
   一 用例の少ない『詩経』
   二 漢代の詩にあらわれた「情」
   三 民謡のなかの「情」
   四 「情詩」という様式
   五 狭義と多義のあいだ
   六 董仲舒の「情」論
   七 性情と陰陽思想
   八 揚雄と王充の「性情論」
第三章 恋の情緒としての「情」
   一 理性の欠如とされた恋
   二 「情」と男の名誉観
   三 二枚目の原型
   四 「情」と「愛」の違い
   五 男らしさの変容
   六 「薄情」の発見
   七 「情感」の礼賛
   八 韓愈の「情三品説」
   九 道学者たちが見た「情」
   十 朱熹の「性情論」
第四章 「人情」まんだら
   一 まことを貫き、心変わりをしない
   二 恩を施し、恩に報いる
   三 恩知らずの罰
   四 人の気持ちを思いやる
   五 「無情」の報い
   六 儒学倫理の隙間をつく「人情」
   七 貧乏人を苛め、金持ちにおもねることをしない
   八 人情と「縁」
   九 馮夢竜の「情」の礼賛
   十 朱子学に対する反発
   十一 王陽明の「人情」行程
第五章 友情の虚々実々
   一 愛情のような友情
   二 過剰な親密性
   三 不思議な友情の由来
   四 家族よりも大切な友人
   五 友情のために命を差し出す人々
   六 厳しすぎる友情
   七 自己犠牲の友情を誇張する理由
   八 刎頸の交わり
   九 意外と薄い友情
   十 「心の徳」を友とする
   十一 義兄弟の友情
   十二 無条件の友情
第六章 兄弟の情、親子の情
   一 思慕、譲り合い、無償の愛
   二 美談の方程式
   三 いがみ合う兄弟たち
   四 慈母の情は海より深い
   五 「賢母の情」が尊ばれた理由
   六 親孝行という「情」
   七 涙に気を付けろ
   八 なんのための「大義親を滅す」か
   九 「子は父の為に隠す」という情
おわりに
   参考文献
   あとがき
〈目次〉
はしがき
第一章 「情」という観念
   一 孟子の「惻隠の情」
   二 価値中立の「性」と「情」
   三 性悪説の「情」
   四 「欲」としての「情」
   五 「情」と「色」
   六 「情」の超越
   七 儒学の経典にあらわれた「情」
   八 「心情」と「考え」のあいだ
   九 広義の「情」
   十 用語法が語るもの
第二章 詩に詠まれた「情」
   一 用例の少ない『詩経』
   二 漢代の詩にあらわれた「情」
   三 民謡のなかの「情」
   四 「情詩」という様式
   五 狭義と多義のあいだ
   六 董仲舒の「情」論
   七 性情と陰陽思想
   八 揚雄と王充の「性情論」
第三章 恋の情緒としての「情」
   一 理性の欠如とされた恋
   二 「情」と男の名誉観
   三 二枚目の原型
   四 「情」と「愛」の違い
   五 男らしさの変容
   六 「薄情」の発見
   七 「情感」の礼賛
   八 韓愈の「情三品説」
   九 道学者たちが見た「情」
   十 朱熹の「性情論」
第四章 「人情」まんだら
   一 まことを貫き、心変わりをしない
   二 恩を施し、恩に報いる
   三 恩知らずの罰
   四 人の気持ちを思いやる
   五 「無情」の報い
   六 儒学倫理の隙間をつく「人情」
   七 貧乏人を苛め、金持ちにおもねることをしない
   八 人情と「縁」
   九 馮夢竜の「情」の礼賛
   十 朱子学に対する反発
   十一 王陽明の「人情」行程
第五章 友情の虚々実々
   一 愛情のような友情
   二 過剰な親密性
   三 不思議な友情の由来
   四 家族よりも大切な友人
   五 友情のために命を差し出す人々
   六 厳しすぎる友情
   七 自己犠牲の友情を誇張する理由
   八 刎頸の交わり
   九 意外と薄い友情
   十 「心の徳」を友とする
   十一 義兄弟の友情
   十二 無条件の友情
第六章 兄弟の情、親子の情
   一 思慕、譲り合い、無償の愛
   二 美談の方程式
   三 いがみ合う兄弟たち
   四 慈母の情は海より深い
   五 「賢母の情」が尊ばれた理由
   六 親孝行という「情」
   七 涙に気を付けろ
   八 なんのための「大義親を滅す」か
   九 「子は父の為に隠す」という情
おわりに
   参考文献
   あとがき

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「「情」の文化史 中国人のメンタリティー」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 中国では「情」はどのように使われてきたかを、具体的な例を中心に述べた本。儒学など哲学的な面から見た「情」、詩、恋情、人情、友情、兄弟や親子の情について、章立てして述べられる。よく使われる・意味の広い単 中国では「情」はどのように使われてきたかを、具体的な例を中心に述べた本。儒学など哲学的な面から見た「情」、詩、恋情、人情、友情、兄弟や親子の情について、章立てして述べられる。よく使われる・意味の広い単語であるだけに、その語を探ればやはりお国柄がみえるように思えた。よかった。 …続きを読む
    もち
    2018年01月22日
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