- 著者 宇多 喜代子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2006年11月25日
- 判型:
- 文庫判
- ページ数:
- 240
- ISBN:
- 9784044065010
ひとたばの手紙から 戦火を見つめた俳人たち
- 著者 宇多 喜代子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2006年11月25日
- 判型:
- 文庫判
- ページ数:
- 240
- ISBN:
- 9784044065010
俳人たちは戦争といかに向き合い、詠み、語ったかが、今明らかにされる。
それは戦後50年目の節目の年、硫黄島で戦死した日本兵の遺品であるひとたばの手紙を、アメリカ人の一女性から託されたことから始まった……。一少女として経験した昭和の戦争体験を語るとともに、当時の俳人たちが戦火の中で戦争といかに向き合い、どのように俳句に詠んだのかをつぶさに検証。風化させてはならない戦争の記憶を、俳壇を代表する女性俳人・宇多喜代子が、渾身の思いを込めて、次の世代へ語り継ぐ。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
文庫版まえがき
シー・クリフの町で
竹槍訓練
大詔奉戴日
十二月八日
父の出征
出征兵士と俳句
戦争俳句
戦争と機会詩
素逝・赤黄男・桃史
長谷川素逝
富澤赤黄男
片山桃史
英 霊
軍事郵便
文学報国会
新興俳句
新興俳句事件
戦中の新人たち
戦中の虚子
戦火想望俳句1
戦火想望俳句2
南方戦線
句集『日本海軍』
疎 開
女性たちの戦争俳句
千人針と慰問袋
本土空襲
特別攻撃隊
敗 戦
ふたたびシー・クリフの町へ
註
主要参考文献
シー・クリフの町で
竹槍訓練
大詔奉戴日
十二月八日
父の出征
出征兵士と俳句
戦争俳句
戦争と機会詩
素逝・赤黄男・桃史
長谷川素逝
富澤赤黄男
片山桃史
英 霊
軍事郵便
文学報国会
新興俳句
新興俳句事件
戦中の新人たち
戦中の虚子
戦火想望俳句1
戦火想望俳句2
南方戦線
句集『日本海軍』
疎 開
女性たちの戦争俳句
千人針と慰問袋
本土空襲
特別攻撃隊
敗 戦
ふたたびシー・クリフの町へ
註
主要参考文献
「ひとたばの手紙から 戦火を見つめた俳人たち」感想・レビュー
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題名は太平洋戦争に従軍したアメリカ人がある島で日本軍の手紙の束を持ち帰り、それを後に著者に託して宛先の家族を探したという話がプロローグとエピローグ的に語られる。中心は「戦争俳句」についての本だが、著者 …続きを読む2020年10月21日20人がナイス!しています
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ひとたばの手紙は硫黄島に残された手紙だった。アメリカでそれを受け取った著者が自身の敗戦日は9歳だったという戦争体験、そして戦争中における俳句について語る。◇12月8日の宣戦布告における俳人たちの高揚ぶり。 …続きを読む2022年05月29日14人がナイス!しています
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それは、硫黄島で戦死した日本兵の遺品であるひとたばの手紙を、アメリカ人の一女性から託されたことから始まった…。一少女として経験した戦争体験を綴るとともに、俳人たちが戦争といかに向き合い、いかに詠んだか …続きを読む2014年06月02日14人がナイス!しています