匂いの記憶

匂いの記憶

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2006年12月19日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
232
ISBN:
9784048737333

匂いの記憶

  • 著者 日向 蓬
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2006年12月19日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
232
ISBN:
9784048737333

匂いとともに封印された忘れられない恋。気鋭の女流作家、会心の短編集!

父の転勤で引っ越した先で待っていたのは、一面の田圃と学校総出で行う「イナゴ捕り」だった! 中学生・理恵子のあわいあわい恋を描いた「涙の匂い」ほか、みずみずしくもリアルな珠玉の6篇。気鋭の会心短編集! 父の転勤で引っ越した先で待っていたのは、一面の田圃と学校総出で行う「イナゴ捕り」だった! 中学生・理恵子のあわいあわい恋を描いた「涙の匂い」ほか、みずみずしくもリアルな珠玉の6篇。気鋭の会心短編集!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「匂いの記憶」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 過去と現在。子供のころの記憶とそれをつなぎ止める自分。そんな昭和の匂いがする6篇の短篇。ありきたりなのもあるにはあるが、「涙の匂い」や「三面鏡」はなかなか読ませます。 過去と現在。子供のころの記憶とそれをつなぎ止める自分。そんな昭和の匂いがする6篇の短篇。ありきたりなのもあるにはあるが、「涙の匂い」や「三面鏡」はなかなか読ませます。
    巨峰
    2013年01月05日
    41人がナイス!しています
  • ほのぼのした表紙とは一転、歯がゆさやニガさ、息苦しさが詰まっています。読み終えてまず思ったのは、「なぜあまり売れてないんだろう?」。日常の断片的でありながら、底にたまった澱のようなものをぬるっとすくっ ほのぼのした表紙とは一転、歯がゆさやニガさ、息苦しさが詰まっています。読み終えてまず思ったのは、「なぜあまり売れてないんだろう?」。日常の断片的でありながら、底にたまった澱のようなものをぬるっとすくったような何とも言えない読後感はかなり好印象です。6編の短編集だが、カラーもけっこう違っていて読みごたえがある。逆に言うと、出し尽くしてしまった感があるのか… …続きを読む
    とろこ
    2013年05月15日
    12人がナイス!しています
  • 私も匂いと記憶が強く結びついているので、感覚的にはとっても共感できた。「三面鏡」では祖母が持っていた鏡台の匂いを思い出せたし、何度か出てくるコールタールの匂いというのも今は嗅ぐことがないなと懐かしく思 私も匂いと記憶が強く結びついているので、感覚的にはとっても共感できた。「三面鏡」では祖母が持っていた鏡台の匂いを思い出せたし、何度か出てくるコールタールの匂いというのも今は嗅ぐことがないなと懐かしく思ったり。「トリガー」は心のすれ違いぶりが巧かった。 …続きを読む
    シャイン
    2011年12月16日
    7人がナイス!しています

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