くくしがるば

くくしがるば

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2007年01月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
208
ISBN:
9784048737524

くくしがるば

  • 著者 遠藤 徹
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2007年01月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
208
ISBN:
9784048737524

皇女が産んだのは地蔵!? 古今東西の名作をパロディ、怒濤のアッパー小説

「今は昔。ちょうど三日前のことだった。有馬温泉駅前旅館皇女が寝耳に水でご懐妊なさったのは」。見る者を次々石に変える恐怖の皇女と、砂漠化を食い止めるべく奮闘するミカド。両者の間に、戦争が勃発!? 「今は昔。ちょうど三日前のことだった。有馬温泉駅前旅館皇女が寝耳に水でご懐妊なさったのは」。見る者を次々石に変える恐怖の皇女と、砂漠化を食い止めるべく奮闘するミカド。両者の間に、戦争が勃発!?

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「くくしがるば」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 表題作は古事記めいたスラップスティックラブコメディという感じ。どんな本にも載っている「本作はフィクションであり~」という注意文が、この本ではより強く書かれていた(ミカドがアッパラポーな感じから始まるし 表題作は古事記めいたスラップスティックラブコメディという感じ。どんな本にも載っている「本作はフィクションであり~」という注意文が、この本ではより強く書かれていた(ミカドがアッパラポーな感じから始まるしなぁ)。個人的に「おがみむし」の方が好き。とても短いけれど。やっぱりこの人は、「滑稽なほどの一途さに哀切を感じてきゅんとなる」作風がいいなぁと思う。 …続きを読む
    鷺@みんさー
    2018年06月08日
    43人がナイス!しています
  • 見る者を石に変える皇女が戦う純愛コメディの中編と、心臓を丸呑みされた男の虜となるホラー短編「おがみむし」を収録。表題作は今まで読んできた著者の作品と雰囲気が全く違い、私には合わなかった。どんなに読み進 見る者を石に変える皇女が戦う純愛コメディの中編と、心臓を丸呑みされた男の虜となるホラー短編「おがみむし」を収録。表題作は今まで読んできた著者の作品と雰囲気が全く違い、私には合わなかった。どんなに読み進めても面白さが分からない。意地で読み終えたが、辛い読書だった。一方の短編は著者らしい奇抜な設定で、独特の薄気味悪さが30ページに凝縮されていて素晴らしい。自分の心臓を食べた男の恋の奴隷になるというのは私の理想のカニバリズムであり、一般的には「異様」と形容されるであろう少女達の精神状態には感動を覚えた。大好き。 …続きを読む
    みや
    2018年05月12日
    28人がナイス!しています
  • ポップでチープでキッチュなニッポンのカルチャーをマッドでアヴァンなセカイブンガク風にパロッたというか田中啓文もマッツァオにはならんだろうけどダジャレとコトバ遊びで単に数珠繋ぎにしたアホというかよくわか ポップでチープでキッチュなニッポンのカルチャーをマッドでアヴァンなセカイブンガク風にパロッたというか田中啓文もマッツァオにはならんだろうけどダジャレとコトバ遊びで単に数珠繋ぎにしたアホというかよくわからんといったネタの数々に哄笑苦笑失笑を重ねながら読み終えてポーイと投げるに最適なケッサク …続きを読む
    ネムル
    2009年06月05日
    13人がナイス!しています

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