猫泥棒と木曜日のキッチン

猫泥棒と木曜日のキッチン

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2005年08月10日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
242
ISBN:
9784840231589

猫泥棒と木曜日のキッチン

  • 著者 橋本 紡
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2005年08月10日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
242
ISBN:
9784840231589

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「猫泥棒と木曜日のキッチン」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 淡々としたなかに漂う優しさと悲しみは相変わらずの橋本紡ながら、タイトルと装丁の柔らかさとは裏腹にすこーし容赦ない。でもラストは“らしく”収まって『よくできました』。主人公・みずきは冷静に物事を割り切って 淡々としたなかに漂う優しさと悲しみは相変わらずの橋本紡ながら、タイトルと装丁の柔らかさとは裏腹にすこーし容赦ない。でもラストは“らしく”収まって『よくできました』。主人公・みずきは冷静に物事を割り切っているようで、それがむしろ危うさを感じさせる「欠けている」部分なのだけれど、寄り添う健一の存在が距離を保っているようでやはり何かを埋めていたのだろう。猫へのこだわりは母へ捨てられた自分と弟の投影であり、気まぐれな母そのものでもあったのかな?健一の視点で描かれる『少年の憂鬱』での北嶋とのやりとりが微笑ましい …続きを読む
    おかむー
    2014年10月28日
    62人がナイス!しています
  • 親が子を捨て、子が親を捨てる連作短編集。 親になりきれない親はどこにでもいるもので、そういう人を親と認めて生きていかなくてはならない子供は本当に不幸だ。 殺伐としているからこそみずきの達観が際立つ。 親が子を捨て、子が親を捨てる連作短編集。 親になりきれない親はどこにでもいるもので、そういう人を親と認めて生きていかなくてはならない子供は本当に不幸だ。 殺伐としているからこそみずきの達観が際立つ。
    風里
    2013年11月09日
    55人がナイス!しています
  • 初読み作家さん。冒頭から母親に捨てられる高校生のみづき。しっかり家事をこなして、どこか冷静なのだけれど本当の気持ちは..? あらすじの割に、重くなりすぎないところがいいな。でも猫好きにこれはキツい..。猫 初読み作家さん。冒頭から母親に捨てられる高校生のみづき。しっかり家事をこなして、どこか冷静なのだけれど本当の気持ちは..? あらすじの割に、重くなりすぎないところがいいな。でも猫好きにこれはキツい..。猫ちゃんたちが助からないシーンは辛かった(;o;) …続きを読む
    えりこんぐ
    2017年04月12日
    54人がナイス!しています

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