- 著者 大島 真寿美
- デザイン 鈴木成一デザイン室
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2005年12月22日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 208
- ISBN:
- 9784043808014
水の繭
- 著者 大島 真寿美
- デザイン 鈴木成一デザイン室
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2005年12月22日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 208
- ISBN:
- 9784043808014
そっとその場にたたずんで、優しく包み込んでほしい、繊細で透明な物語
母と兄、そして父も、私をおいていなくなった。ひとりぼっちのとうこのもとに転がりこんできた従妹。別居する兄は不安定な母のため、時々とうこになりかわっていた。喪失を抱えながら立ちあがる少女の物語。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「水の繭」感想・レビュー
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久々で大島真寿美さんの作品読みました。両親の離婚でお母さんと双子の兄がいなくなり、お父さんまで亡くなってしまった、とうこ。そのまま時間が止まってしまい、抜け殻のようになる。従姉妹の瑠璃の存在に救われる …続きを読む2017年06月10日149人がナイス!しています
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むかしむかしあるところに、私たちが家族だった頃がある…。両親の離婚で母と兄がいなくなり、そして父も亡くなり、大学生のとうこはひとりぼっちに。家出を繰り返しては転がり込んでくる従兄弟の瑠璃がいなかったら …続きを読む2016年03月03日62人がナイス!しています
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解体した一家の空間を満たすように流れこむ水。人肌に温められゆく水に、とくんとくん聞こえる。息を吹き返す一家の営み。ちゅるんと胸に滑り落ちた心音が、不思議と私に連動した。★3.2/52018年10月14日43人がナイス!しています