- 区分表記なし 内田 春菊
- 発売日:
- 2004年02月13日
- 商品形態:
- 電子書籍
息子の唇
- 区分表記なし 内田 春菊
- 発売日:
- 2004年02月13日
- 商品形態:
- 電子書籍
彼に抱かれると、私は生き物としての自信を取り戻す――。内田春菊が生の渇きと潤いを描く短篇集
彼に抱かれると、自分の体をはっきり意識し、私は生き物としての自信を取り戻す。一緒に暮らす前からそうだった。思いやりと体力のある、確実なやりかた。だから私は、不安になると彼を抱きしめてしまうのだ。 (「長い影」) 永い虚しい日々のあとにおとずれた穏やかな時間。私のなかで、彼のからだは水を跳ねる魚のようになる――。「水の作家」内田春菊が描く生の渇きと潤い。十一の短篇。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。