ロシア幽霊軍艦事件

ロシア幽霊軍艦事件

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2004年10月23日
判型:
文庫判
ページ数:
368
ISBN:
9784041682081
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ロシア幽霊軍艦事件

  • 著者 島田 荘司
  • デザイン 多田 和博
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2004年10月23日
判型:
文庫判
ページ数:
368
ISBN:
9784041682081

御手洗潔の推理が、歴史の闇を照射する!

箱根のホテルに残る一枚の写真。そこには、芦ノ湖に浮かぶ帝政ロシアの軍艦が写っていた。山間の湖にどうやって軍艦が姿を現せるというのか。この世ならざる歴史の謎に、御手洗と石岡が迫る! 箱根のホテルに残る一枚の写真。そこには、芦ノ湖に浮かぶ帝政ロシアの軍艦が写っていた。山間の湖にどうやって軍艦が姿を現せるというのか。この世ならざる歴史の謎に、御手洗と石岡が迫る!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ロシア幽霊軍艦事件」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 島田荘司さんらしい大技なトリック。そのロシア軍艦の謎もあくまでオマケであり、真の姿は歴史ロマンか。歴史検証として想像や仮説のひとつでしかないのかもしれないけど、これが真実かもしれないと空想するのもロマ 島田荘司さんらしい大技なトリック。そのロシア軍艦の謎もあくまでオマケであり、真の姿は歴史ロマンか。歴史検証として想像や仮説のひとつでしかないのかもしれないけど、これが真実かもしれないと空想するのもロマンがあっていいじゃない。 …続きを読む
    ヒロユキ
    2013年04月11日
    45人がナイス!しています
  • ベテランらしい安心安定のシッカリしたミステリを読みたいと思い、久しぶり島田氏の作品を手に取りました。コレは期待に応えるドコロか、大きく上回る上質なミステリでした。大正時代の芦ノ湖に浮かぶロシアの軍艦… ベテランらしい安心安定のシッカリしたミステリを読みたいと思い、久しぶり島田氏の作品を手に取りました。コレは期待に応えるドコロか、大きく上回る上質なミステリでした。大正時代の芦ノ湖に浮かぶロシアの軍艦…そんな在り得ない写真から導き出される、これまた在り得ない様な隠されていた歴史上の物語が浮かび上がる。これは夢か?そんな風に思いながらも頁をめくる手が止まらなくなりました。ラストは、その後に起こる展開を想像し胸が切なくなりました。氏の作品はまだまだ未読も多いんで、こりゃまたポチポチ読んで行かねばなりませんね。 …続きを読む
    マッちゃま
    2018年03月14日
    31人がナイス!しています
  • 今回は今まで冒頭で延々と語られていた事件に纏わるエピソードを作品の後半に持ってきたスタイルで、御手洗シリーズの源流であるドイルのホームズシリーズの構成を想起させた。今回の謎は見え見えであると云ってもい 今回は今まで冒頭で延々と語られていた事件に纏わるエピソードを作品の後半に持ってきたスタイルで、御手洗シリーズの源流であるドイルのホームズシリーズの構成を想起させた。今回の謎は見え見えであると云ってもいい。つまり主題はこのロシア幽霊軍艦の謎を解き明かすことよりも島田が21世紀本格として提唱している脳の秘密と本格の融合についての実践にある。そして島田のロマンティストぶりも健在。でもこのまま行けば知識ではなく知恵で解き明かす知的ゲームとしての本格が専門的な知識も動員しないと解けなくなるのは寂しい感じがした。 …続きを読む
    Tetchy
    2009年10月17日
    29人がナイス!しています

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