• 映画「箪笥」の小説版なのに、なぜタイトルを「姉妹」と、違いを作ったのか、その謎がラストで明かされる衝撃。映画が公開された当時、あまり詳細に触れず、暗示的で、見た後に語り合いたくなる謎と深い余韻を残す、 映画「箪笥」の小説版なのに、なぜタイトルを「姉妹」と、違いを作ったのか、その謎がラストで明かされる衝撃。映画が公開された当時、あまり詳細に触れず、暗示的で、見た後に語り合いたくなる謎と深い余韻を残す、想像の余地を残したフランス映画のような作りが大好きだった「箪笥」。小説版は、映像を文字化していくノベライズに留まらず、秘められた核心に触れてくる。ほぼ想像通りだったけれど、ラストはもうひとつ衝撃が残されてたのかと驚いた。不穏な姉妹がなんとも淋しく美しい。 …続きを読む
  吉田あや

  2017年08月27日
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• 韓国の大人気ホラー映画をノベライズした本作。母がこの世を去った家で父と妹のスヨンと暮らしているスミ。そこへ一家に入り込み、実質後妻となったウンジュが現れてから徐々にスミがおかしくなっていく。なによりス 韓国の大人気ホラー映画をノベライズした本作。母がこの世を去った家で父と妹のスヨンと暮らしているスミ。そこへ一家に入り込み、実質後妻となったウンジュが現れてから徐々にスミがおかしくなっていく。なによりスミの心理描写が非常に精密に描かれているので、よりスミの変化が伝わってくる。「約束された悲劇」に向かっているのは自明なので、どのようにまとめるのかと思ったら、「なるほどそうきたか」と思う程に意外な展開と真相。映画は知らないが、どこか寂しい余韻を残す良質なホラー小説だった。 …続きを読む
  しょう

  2022年08月19日
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• これは結構面白かったです。多分もとの映画が面白いんだろうなぁ…怖くはないけど。っで、韓国のホラー映画の小説化したものなので、映像→小説の流れで正直期待していなかったのですが、最後が意外に面白くて一気読み これは結構面白かったです。多分もとの映画が面白いんだろうなぁ…怖くはないけど。っで、韓国のホラー映画の小説化したものなので、映像→小説の流れで正直期待していなかったのですが、最後が意外に面白くて一気読みしました。ただ、ちょっと詳細に書きすぎかなって気がします。ここまで書かずに余韻を残してあげたほうが、再読して楽しめるのにと思いました。あとがきを読むと映画の補完のような位置づけらしいので、映画をこの先も見る気がない俺にとっては、なんともやるせない気分になります。小説は補完ではなく小説として書いて欲しいです。 …続きを読む
  ミュポトワ@猫mode

  2021年02月10日
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