後巷説百物語

第130回直木賞

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2003年12月03日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
784
ISBN:
9784048735018

第130回直木賞

後巷説百物語

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2003年12月03日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
784
ISBN:
9784048735018

妖怪誑かしの小悪党、又市とその一味が活躍するシリーズ第3弾。

明治10年。巡査の矢作剣之進はある酒の席で珍奇な伝説を巡り、友人らと言い争いになる。収拾が着かなくなった剣之進らは、奇妙な隠居老人山岡百介の元を訪れた。百介は昔体験したという不思議な話を語り始めるーー 明治10年。巡査の矢作剣之進はある酒の席で珍奇な伝説を巡り、友人らと言い争いになる。収拾が着かなくなった剣之進らは、奇妙な隠居老人山岡百介の元を訪れた。百介は昔体験したという不思議な話を語り始めるーー

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「後巷説百物語」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 直木賞】出だしやや難解。妖怪小説で妖怪の知見が仕入れることができる。妖怪が出て来ないとのこと。なるほど、安心して読み進められる。最初は赤くなると滅びる島の話。具体的には戎島の話へと展開する。行ったきり 直木賞】出だしやや難解。妖怪小説で妖怪の知見が仕入れることができる。妖怪が出て来ないとのこと。なるほど、安心して読み進められる。最初は赤くなると滅びる島の話。具体的には戎島の話へと展開する。行ったきり戻ってこれない島。 …続きを読む
    kaizen@名古屋de朝活読書会
    2014年03月17日
    156人がナイス!しています
  • 第130回直木賞受賞作。百介の百物語としては最後の物語の位置付けでいいのでしょうか。翁になり、隠居生活をしている百介。若い頃に集めた諸国の怪異譚を静かに語る空気感が何処となく郷愁を誘います。又市もおぎん 第130回直木賞受賞作。百介の百物語としては最後の物語の位置付けでいいのでしょうか。翁になり、隠居生活をしている百介。若い頃に集めた諸国の怪異譚を静かに語る空気感が何処となく郷愁を誘います。又市もおぎん姐さんももう過去の思い出の中に存在しているんだなと思うと寂しさすら感じました。鈴の音と共に蘇る風景が独特の雰囲気を見せています。最後百話で終わるというのもニクイ演出ですね。 …続きを読む
    優希
    2017年07月13日
    101人がナイス!しています
  • 【事件】→【若い男四人が一白翁宅の庵でワイワイ推理】→【解決】→【一白翁の独り語り】→【カタルシス】というワンパターン(笑)で結ばれる短編が六編。 若衆四人の雑な掛け合いがBL五分前という雰囲気で(BLには全 【事件】→【若い男四人が一白翁宅の庵でワイワイ推理】→【解決】→【一白翁の独り語り】→【カタルシス】というワンパターン(笑)で結ばれる短編が六編。 若衆四人の雑な掛け合いがBL五分前という雰囲気で(BLには全くハッテンしませんが)、そっちに興味のない私にはこのパートを読むのに時間がかかった。また、小夜という萌えっ娘なんかも用意されてて、こっちも申し分なし。 伝説の怪異プロデューサー、又市が生み出してきた数々のハッピー。最後はその又っちからの遺志を受け止める若者。あの長い掛け合いも無駄じゃなかった(神笑) …続きを読む
    sk4
    2013年09月01日
    68人がナイス!しています

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著者紹介

京極 夏彦(きょうごく・なつひこ)

1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家、全日本妖怪推進委員会肝煎。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞を受賞。著書多数。

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