エピデミック

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2007年12月03日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
512
ISBN:
9784048738019

エピデミック

  • 著者 川端 裕人
  • デザイン 角川書店装丁室 高柳雅人
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2007年12月03日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
512
ISBN:
9784048738019

謎の感染症に、シングルマザーで疫学者のケイトが立ち向かう!

わずか3000人の町で、瞬く間に広まった謎の集団感染。疫学者ケイトは、危機に晒された町の命を救うことができるのか? 破滅の危機に直面した人間たちたちの、未曾有のドラマ。緊迫の10日間、渾身の書き下ろし わずか3000人の町で、瞬く間に広まった謎の集団感染。疫学者ケイトは、危機に晒された町の命を救うことができるのか? 破滅の危機に直面した人間たちたちの、未曾有のドラマ。緊迫の10日間、渾身の書き下ろし

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「エピデミック」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 14年ほど前に書かれた本とは思えないくらいリアルな感染パニックもの。突然発生した疫病、インフルエンザと思われていたものが急激に悪化、重い肺炎そして脳炎までおこしてバタバタと死んでいく。高齢者のみならず持 14年ほど前に書かれた本とは思えないくらいリアルな感染パニックもの。突然発生した疫病、インフルエンザと思われていたものが急激に悪化、重い肺炎そして脳炎までおこしてバタバタと死んでいく。高齢者のみならず持病もない元気な壮年そして医療従事者までも…。感染源を特定しその「元栓を閉める」役割を担ったのが主人公島袋ケイト。コウモリか、鴨かはたまた…。マスク、医療従事者の過労や疲弊、病床不足、罹患者や地域の差別など現在のコロナでの状況と相まって興味深かった。 …続きを読む
    モルク
    2021年04月29日
    102人がナイス!しています
  • 500ページに渡る話には苦戦した。これが10年以上前に書かれていた事に驚いた。小さな町で謎の感染症が発生。胸を掻きむしり爆発的熱傷に倒れる人、人、人。陰惨な遺体に唖然!まるで今のコロナ禍のようで、現場の医 500ページに渡る話には苦戦した。これが10年以上前に書かれていた事に驚いた。小さな町で謎の感染症が発生。胸を掻きむしり爆発的熱傷に倒れる人、人、人。陰惨な遺体に唖然!まるで今のコロナ禍のようで、現場の医師・看護師の奮闘ぶりに圧倒される。疫学フィールドという調査員の地道な情報収集「元栓を閉める」と言うケイトの言葉が印象的だった。初期対応の早さが大事なんだと痛感した。 …続きを読む
    ケイト
    2021年05月22日
    63人がナイス!しています
  • 原因不明の肺炎で重篤者という一報をもとに、感染源を突き止め、感染拡大を防ぐ使命を持った疫学者たちの戦いを描く。事実をもとに積み上げた仮説をひとつひとつ検証していく様子は、医療関係者というよりも刑事が捜 原因不明の肺炎で重篤者という一報をもとに、感染源を突き止め、感染拡大を防ぐ使命を持った疫学者たちの戦いを描く。事実をもとに積み上げた仮説をひとつひとつ検証していく様子は、医療関係者というよりも刑事が捜査をしているような仕事ぶり。時間とともに罹患者が増えていく中で、当初感染源として疑ったコウモリは子供へと変化し、もしかしてバイオテロかもという可能性が膨らむと、パンデミックの緊迫感が高まってくる。高島哲夫「首都感染」のようなロックダウンの危機を感じながら、なんとか平和に終わったラストシーンに安堵感。。。 …続きを読む
    まつうら
    2023年06月21日
    61人がナイス!しています

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