11分間

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2004年02月27日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
320
ISBN:
9784048972123

11分間

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2004年02月27日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
320
ISBN:
9784048972123

むかし、あるところに、マリーアという名の売春婦がいた……

「セックスなんて11分間の問題だ。脱いだり着たり意味のない会話を除いた"正味"は11分間。世界はたった11分間しかかからない、そんな何かを中心にまわっている――。」 パウロ・コエーリョが愛を描く問題作 「セックスなんて11分間の問題だ。脱いだり着たり意味のない会話を除いた"正味"は11分間。世界はたった11分間しかかからない、そんな何かを中心にまわっている――。」 パウロ・コエーリョが愛を描く問題作

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「11分間」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「むかし、あるところに、マリーアという名の売春婦がいた。」 という文章から始まる海外小説。 ブラジルの田舎町で育ったマリーアは20歳の時、ふとしたきっかけでスイスへ行くことになり、いつの間にか売春婦に…… 「むかし、あるところに、マリーアという名の売春婦がいた。」 という文章から始まる海外小説。 ブラジルの田舎町で育ったマリーアは20歳の時、ふとしたきっかけでスイスへ行くことになり、いつの間にか売春婦に……。タイトルの11分間は読めば分かる。 主人公の職業ゆえ、性的な描写が多いと思いがちだが、そうでもなく、精神的な性の世界観というか、性について探究する真面目な小説だった。※感想の中に不適切な表現がありますが、小説の中の言葉の引用です。悪気はありません。 …続きを読む
    ナチュラ
    2019年01月27日
    27人がナイス!しています
  • ★★★★☆売春婦の恋の物語。性的な表現が多いため好き嫌いが分かれそうな作品であるが、個人的には非常に楽しませてもらった。主人公である女性の心の機微をここまでリアルに描いている(ように思われる)パウロ・コエ ★★★★☆売春婦の恋の物語。性的な表現が多いため好き嫌いが分かれそうな作品であるが、個人的には非常に楽しませてもらった。主人公である女性の心の機微をここまでリアルに描いている(ように思われる)パウロ・コエーリョに感嘆してしまったことが、この本の第一印象である。また、決して俗悪な話ではなく、精神性の高い女性の生涯を高貴に描いているところが私好みであった。 …続きを読む
    コージー
    2022年12月03日
    25人がナイス!しています
  • 愛は技術であるー。と精神分析学者のエーリッヒ・フロムは語った。本書で語られる愛は、実践的な愛ではなく、愛についてとことん掘り下げた、哲学的な愛についてのものだ。フロムとは違った愛についての深い洞察が得 愛は技術であるー。と精神分析学者のエーリッヒ・フロムは語った。本書で語られる愛は、実践的な愛ではなく、愛についてとことん掘り下げた、哲学的な愛についてのものだ。フロムとは違った愛についての深い洞察が得られる。 思考停止の楽さから、受動的な愛を求める人もいる一方で、自由を求め主体的な愛を実践する人もいる。この二つの愛の形を同時に求めようとして、苦悩し続ける人がほとんどだ。どのような形の愛であれ、人は自身の存在価値を感じるために、苦楽を経験し、愛を理解しようとする生き物なのである。 …続きを読む
    はふ
    2023年03月09日
    21人がナイス!しています

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