飯田蛇笏秀句鑑賞

飯田蛇笏秀句鑑賞

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2002年10月03日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
281
ISBN:
9784829175170

飯田蛇笏秀句鑑賞

  • 著者 丸山 哲郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2002年10月03日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
281
ISBN:
9784829175170

飯田蛇笏の本格的秀句案内の書

〈芋の霧連山影を正しうす〉〈くろがねの秋の風鈴鳴りにけり〉などの名句によって国民詩人とうたわれる飯田蛇笏の厖大な作品より代表的秀句244句を厳選、表現技法・背景など幅広く鑑賞する。飯田龍太氏が校閲。 〈芋の霧連山影を正しうす〉〈くろがねの秋の風鈴鳴りにけり〉などの名句によって国民詩人とうたわれる飯田蛇笏の厖大な作品より代表的秀句244句を厳選、表現技法・背景など幅広く鑑賞する。飯田龍太氏が校閲。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「飯田蛇笏秀句鑑賞」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 「雪山をはひまはりゐるこだまかな」で蛇笏に惚れた。モノトーンの雪山の谷を、こだまがあちこちにぶつかって、まるで這い回っている姿が目に浮かぶ。甲府の旧家出身の彼は、東京で学業を修めるが、家を継ぐという縛 「雪山をはひまはりゐるこだまかな」で蛇笏に惚れた。モノトーンの雪山の谷を、こだまがあちこちにぶつかって、まるで這い回っている姿が目に浮かぶ。甲府の旧家出身の彼は、東京で学業を修めるが、家を継ぐという縛りから帰郷。本人は旧家の長であるから、山や農の仕事に直接携わることはなかっただろうが、精力的な彼の俳句からは、己の意思と反して山に引きこもる悔しさ、戦争を経て息子を三人失う逆縁の悲しみ、なによりも自然への畏敬が人という存在を通して詠われる。力強くて繊細な秀句集。鑑賞文は著者の敬愛から若干ひいき目な気もする。 …続きを読む
    chiuchiu
    2013年05月25日
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