青の炎

青の炎

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2002年10月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
496
ISBN:
9784041979068
label

青の炎

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2002年10月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
496
ISBN:
9784041979068

映画化決定!こんなにもせつない殺人者がかつていただろうか。

秀一は湘南の高校に通う17歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹の三人暮らし。その平和な生活を乱す闖入者がいた。警察も法律も及ばず話し合いも成立しない相手を秀一は自ら殺害することを決意する。 秀一は湘南の高校に通う17歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹の三人暮らし。その平和な生活を乱す闖入者がいた。警察も法律も及ばず話し合いも成立しない相手を秀一は自ら殺害することを決意する。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「青の炎」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 読み終えた後様々な思いが溢れ、また最後の文章が映像のように頭から離れなくなり眠れなくなってしまった。大義があってもそれが殺人ともなれば、成功しても失敗しても罪の重さに一生涯苦しみ続ける。普通の生活には 読み終えた後様々な思いが溢れ、また最後の文章が映像のように頭から離れなくなり眠れなくなってしまった。大義があってもそれが殺人ともなれば、成功しても失敗しても罪の重さに一生涯苦しみ続ける。普通の生活には戻れなくなる。期せずして秀一もそれを味わう。まさかこんなはずではなかった。計画を練る高揚感、追い詰められる息苦しさ。読者も秀一と同じ苦しみを味わう事になる。それはとても怖い体験。少なくともこれを読んだ者は犯罪を犯す気にはなれなくなるだろう。それほどまで現実的で重く悲しく胸を締め付ける作品。紛れなき傑作。 …続きを読む
    サム・ミイラ
    2014年08月02日
    616人がナイス!しています
  • 読後どう捉えたらいいのか分からなくなった。作中の思考の描写が長く辛くどんよりする。いやもっとどうにでもやりようがあるでしょ優秀なのにそこに思い至らないのは若さ故なのか?その違和感が1番強くどうしても拭 読後どう捉えたらいいのか分からなくなった。作中の思考の描写が長く辛くどんよりする。いやもっとどうにでもやりようがあるでしょ優秀なのにそこに思い至らないのは若さ故なのか?その違和感が1番強くどうしても拭えなかった。 読後感が悪い作品もそこまで苦手ではないつもりだが、それだけではなくミステリーとしてもやや不思議だし、罪深き少年の話しとしては悶々としすぎるまま終わってしまい気持ちの持って行き場が分からなくなる、そんな作品だった。 …続きを読む
    ミステリにゃん
    1970年01月01日
    421人がナイス!しています
  • 正に青い。 正に青い。
    takaC
    2004年10月25日
    400人がナイス!しています

powered by 読書メーター

著者紹介

貴志祐介(きし ゆうすけ)

1959年大阪生まれ。京都大学経済学部卒。生命保険会社に勤務後、作家に。1996年「ISOLA」が日本ホラー小説大賞長編賞佳作となり、『十三番目の人格 ISOLA』と改題して角川ホラー文庫より刊行される。翌年『黒い家』で第4回日本ホラー小説大賞を受賞、100万部を超えるベストセラーとなる。2005年『硝子のハンマー』で日本推理作家協会賞、2008年『新世界より』で日本SF大賞を受賞。2010年刊行された『悪の教典』は第1回山田風太郎賞を受賞したほか第144回直木賞の候補ともなり、その年の話題を独占した。他の著書に『クリムゾンの迷宮』『青の炎』『ダークゾーン』など。

この著者の商品

最近チェックした商品