アイの物語

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2006年05月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
472
ISBN:
9784048736213

アイの物語

  • 著者 山本 弘
  • カバーイラスト 李 夏紀
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2006年05月31日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
472
ISBN:
9784048736213

豊崎由美氏、大絶賛! 21世紀の“機械とヒトの千夜一夜物語”。

数百年後の未来、機械に支配された地上で出会ったひとりの青年と美しきアンドロイド。機械を憎む青年にアンドロイドが囁く、「物語から、この美しい世界は生まれたのよ」と。彼女が語り始めた、世界の本当の姿とは? 数百年後の未来、機械に支配された地上で出会ったひとりの青年と美しきアンドロイド。機械を憎む青年にアンドロイドが囁く、「物語から、この美しい世界は生まれたのよ」と。彼女が語り始めた、世界の本当の姿とは?

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「アイの物語」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 感動した。山本弘さんの最高傑作かもしれない。小説の中に短編小説が含まれ、それらが仮想世界の話になるので孫レベルまで存在する入れ子小説。玉手箱を貰ったような嬉しい気分。ユートピアの様なディストピアは色々 感動した。山本弘さんの最高傑作かもしれない。小説の中に短編小説が含まれ、それらが仮想世界の話になるので孫レベルまで存在する入れ子小説。玉手箱を貰ったような嬉しい気分。ユートピアの様なディストピアは色々あったがディストピアの様なユートピアは珍しい。absintheも人工知能と人間の差異は本能だと思っており、人間はその本能ゆえ大局的に正しい判断が出来ないと思っていた。人間と人口の生命、その違いについての指摘もそれぞれ正しかったように思う。 …続きを読む
    absinthe
    2020年10月08日
    224人がナイス!しています
  • 苦手なSF。テクノロジーも科学も私には難しくて、とても高評価の作品だが読むのに苦労した。でもすごいスケールの話だという事は分かる。山本さんが20年近く前からAIやアンドロイドの登場を歓迎しながらも懸念を抱い 苦手なSF。テクノロジーも科学も私には難しくて、とても高評価の作品だが読むのに苦労した。でもすごいスケールの話だという事は分かる。山本さんが20年近く前からAIやアンドロイドの登場を歓迎しながらも懸念を抱いていた事。そして我が子の未来が、それらと人間が共存できる愛ある世界であってほしいと心から願っている事。そんな思いがストレートに伝わってきた。アンドロイドが人間を痛烈に批判した数々の言葉にはぐうの音も出ない。介護ロボットを扱った「詩音が来た日」が1番心に染みた。 …続きを読む
    mike
    2024年05月20日
    74人がナイス!しています
  • 近い未来、人類が滅びてしまった時、後に残されるのがAIロボットだとしたら…。人間が作ったロボットが、世界を淘汰するという姿を想像するのはなかなか難しい。でも、フィクション小説を読み込んで、新たな世界の完 近い未来、人類が滅びてしまった時、後に残されるのがAIロボットだとしたら…。人間が作ったロボットが、世界を淘汰するという姿を想像するのはなかなか難しい。でも、フィクション小説を読み込んで、新たな世界の完成を想像できるようになったなら、人類は意外と簡単に人間はロボットを受け入れることができるかもしれない。ここに登場するAIロボットは、人間に忠誠を誓い奉仕する指名を受けたもの。人間の未完成な部分を、ロボットがカバーすることは素晴らしいが、それが成功したならば、そこに人間の居場所ははたして存在するのだろうか。 …続きを読む
    ゆかーん
    2018年05月18日
    73人がナイス!しています

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