- 著者 京極 夏彦
- デザイン FISCO
- その他 荒井 良
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2001年11月22日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 386
- ISBN:
- 9784043620012
嗤う伊右衛門
- 著者 京極 夏彦
- デザイン FISCO
- その他 荒井 良
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2001年11月22日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 386
- ISBN:
- 9784043620012
愛憎、美と醜、正気と狂気…全ての境界をゆるがせにする著者渾身の傑作怪談
鶴屋南北「東海道四谷怪談」と実録小説「四谷雑談集」を下敷きに、伊右衛門とお岩夫婦の物語を怪しく美しく、新たによみがえらせる。愛憎、美と醜、正気と狂気……全ての境界をゆるがせる著者渾身の傑作怪談。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「嗤う伊右衛門」感想・レビュー
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これはまた・・・ひりつくような恋愛小説。四谷怪談は、昔歌舞伎で観たことがあるだけで。こんな風に、想いたいし、想われてみたい。オリジナルをここまで小説化した京極さんはひょっとしたら天才かも。初読みでした …続きを読む2016年10月16日324人がナイス!しています
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四谷怪談といえば、鶴屋南北の『東海道四谷怪談』が有名で、以後、登場人物の性格付けは決まっていた。民谷伊右衛門は、悪逆非道の悪人。お岩に毒を盛り、赤子もろとも殺す。その怨みをはらすため、お岩が「うらめし …続きを読む2014年12月21日179人がナイス!しています
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何とも切なく哀しい純愛物語。いったい何が悪かったのか…どうすればよかったのか…絶対悪が討たれた後に訪れる至福でさえ「笑い」でなくて「嗤い」の表現に象徴されている。四谷怪談モチーフだが、幽霊や祟りに主題置 …続きを読む2018年02月15日150人がナイス!しています
著者紹介
京極 夏彦(きょうごく・なつひこ)
1963年、北海道生まれ。小説家、意匠家、全日本妖怪推進委員会肝煎。94年、『姑獲鳥の夏』でデビュー。96年『魍魎の匣』で日本推理作家協会賞、97年『嗤う伊右衛門』で泉鏡花文学賞、2003年『覘き小平次』で山本周五郎賞、04年『後巷説百物語』で直木賞、11年『西巷説百物語』で柴田錬三郎賞を受賞。著書多数。