冷静と情熱のあいだ Blu

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2001年09月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784043599011
label

冷静と情熱のあいだ Blu

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2001年09月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
272
ISBN:
9784043599011

すれ違い重なり合う男と女の心を描く、究極の純愛小説。待望の文庫化!

かつて恋人同士だった男女。恋人時代に交わしたたわいもない約束。本当に、その日、その場所に相手は来るのだろうか……男の視点を辻仁成、女の視点を江國香織が描く、究極の恋愛小説。 かつて恋人同士だった男女。恋人時代に交わしたたわいもない約束。本当に、その日、その場所に相手は来るのだろうか……男の視点を辻仁成、女の視点を江國香織が描く、究極の恋愛小説。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「冷静と情熱のあいだ Blu」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 江國香織との共作"Blu"篇。物語の推進力を担うのはこちらである。”静”と”動”でいえば、まさに”動”。もっとも、物語の舞台に選ばれたそれぞれの地、ミラノとフィレンツェの対比からすればまさに逆ではあるのだが。江 江國香織との共作"Blu"篇。物語の推進力を担うのはこちらである。”静”と”動”でいえば、まさに”動”。もっとも、物語の舞台に選ばれたそれぞれの地、ミラノとフィレンツェの対比からすればまさに逆ではあるのだが。江國のミラノもそうだったが、こちらはフィレンツェの特性を十全に生かした物語となっている。ややもすればそれに寄りかかり過ぎているくらいに。「あの日」の呪縛をより強固に背負っていたのは順正であった。そして、物語はまっしぐらに「約束の日」に向かって収斂していくように見える。エンディングは順正らしくもあり、⇒ …続きを読む
    ヴェネツィア
    2021年08月27日
    538人がナイス!しています
  • Rossoに引き続き。あおいより順正の方がウジウジ度が高い!自分が話も聞かずに別れたくせに忘れられなくて、芽実と付き合うべきじゃない。傷つくのが目に見えてる。芽実は普通の反応で何も間違ってない。順正に共感 Rossoに引き続き。あおいより順正の方がウジウジ度が高い!自分が話も聞かずに別れたくせに忘れられなくて、芽実と付き合うべきじゃない。傷つくのが目に見えてる。芽実は普通の反応で何も間違ってない。順正に共感なし。ただ最後、あおいにもう一度会いに行ったのは行動してくれて良かった。しかし二人ともめんどくさい(笑)。純愛は美しい話だったけど。「次から次に人は出会っていく。そして次から次に人は別れていく。(中略)人間は別れるために生まれてきたようなもの。その苦しみから逃げ出すために新しい出会いを必要とする。」 …続きを読む
    そる
    2020年03月19日
    345人がナイス!しています
  • 【悲しみと喪失】人は大きな悲しみにあった時に、時間は止まりその時から過去にしか生きられなくなる。過去に縛られ、過去に縋り、過去と共依存になる。ただ、それでもほんのささやかな約束さえあれば未来に一条の希 【悲しみと喪失】人は大きな悲しみにあった時に、時間は止まりその時から過去にしか生きられなくなる。過去に縛られ、過去に縋り、過去と共依存になる。ただ、それでもほんのささやかな約束さえあれば未来に一条の希望を持てる。それさえあれば、悲しみを受け入れ、やがて時間は動き始めて現在に生きることができる。 …続きを読む
    ハッシー
    2016年10月02日
    251人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品