- 著者 古川 日出男
- イラスト パブロ・ピカソ
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2002年01月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 544
- ISBN:
- 9784043636013
13
- 著者 古川 日出男
- イラスト パブロ・ピカソ
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2002年01月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 544
- ISBN:
- 9784043636013
濃密で芳香、圧倒的な文章力。驚異のマジック・レアリズム小説!
左目だけが色弱の少年・響一は、幼い頃から驚異的な知能指数で、色彩の天才といわれる。進学をせず、ザイールに向かった響一が出逢ったのは、霊力の森、そして「黒いマリア」だった・・・。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「13」感想・レビュー
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無駄に溢れかえった色彩に埋没した私に天使はみえない。人が森を作り森は色を生んだ。その中でただ息苦しいほど濃密な生の気配を感じる。生きるものと死した霊とが重なり合う世界で起こることが起こり、表に現れた現 …続きを読む2019年01月25日44人がナイス!しています
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これは傑作。古川日出男デビュー作。生命力に溢れ色が溢れ熱が溢れ、くらくらする。先が気になるのに物語の筋とかどうでもいい気もしてくる。色で、音で、言葉で、日常を超えた世界を叩きつけられる。活字と物語では …続きを読む2016年08月05日44人がナイス!しています
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『一九六八年に東京の北多摩に生まれた橋本響一は、二十六歳の時に神を映像に収めることに成功した。』_冒頭の一節だけで「物語」を超える作品を描き出す作家がどれくらい存在するのだろう。有象だが、視えないと言 …続きを読む2018年08月17日16人がナイス!しています