三浦和義事件

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2002年10月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
928
ISBN:
9784041682050
label

三浦和義事件

  • 著者 島田 荘司
  • デザイン 多田 和博
  • イラスト 西口 司郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2002年10月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
928
ISBN:
9784041682050

昭和を揺るがした劇場犯罪事件を徹底検証したノンフェクション大作!

〈幻想のロス疑惑〉とはいったい何だったのか? メディアの狂態の深層には日本人のマスヒステリーの原点があった。このワイドショー犯罪の真相と事件の全貌に迫ったノンフェクション・ノベルの大作! 〈幻想のロス疑惑〉とはいったい何だったのか? メディアの狂態の深層には日本人のマスヒステリーの原点があった。このワイドショー犯罪の真相と事件の全貌に迫ったノンフェクション・ノベルの大作!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「三浦和義事件」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 最後まで読んでも、どうしても何となく違和感があって、それが何かと思ったら。本当の犯人が存在するのなら、何故怒りが生じないのだろうか、と言う事であった。三浦氏(故人)は押し寄せるマスコミに対し怒りを募ら 最後まで読んでも、どうしても何となく違和感があって、それが何かと思ったら。本当の犯人が存在するのなら、何故怒りが生じないのだろうか、と言う事であった。三浦氏(故人)は押し寄せるマスコミに対し怒りを募らせてはいるが、自身の妻を殺した凶悪犯に対しての憤りや怒りをどのようにして封印したのだろう。それが不思議でならない。とは言え、控訴審の逆転無罪判決は私は支持している。灰色はあくまでも灰色であり黒ではない。これだけの状況証拠では「無期懲役」の判決が下されたことの方が当時は不思議に思った。 …続きを読む
    GaGa
    2012年02月10日
    49人がナイス!しています
  • 令和になって昭和の事件を読んだ。本当にこんな騒ぎがあったのかと風化していくものだと思いましたね。何より、SNSやネットで各個人からの発信方法は変わったけれど、やっていることはそれほど変わっていないという 令和になって昭和の事件を読んだ。本当にこんな騒ぎがあったのかと風化していくものだと思いましたね。何より、SNSやネットで各個人からの発信方法は変わったけれど、やっていることはそれほど変わっていないという。島田荘司の指摘する日本観や如何に。。 …続きを読む
    naolog
    2019年05月08日
    11人がナイス!しています
  • のっぴきならない状況でやむを得ず嘘をつかざるを得なかった三浦氏がそのために人生をふいにする有様は胸が痛く、築き上げた会社、取引先、家族全てがことごとく自分の掌から零れ落ちていくプロセスは正視に堪えられ のっぴきならない状況でやむを得ず嘘をつかざるを得なかった三浦氏がそのために人生をふいにする有様は胸が痛く、築き上げた会社、取引先、家族全てがことごとく自分の掌から零れ落ちていくプロセスは正視に堪えられないものがあった。本書の最後で島田はこのようなことを云う。「重大事件に必ず犯人が挙がるとは限らないことを、われわれ日本人はそろそろ学ばなければならない」本格ミステリ作家である彼がこのようなアンチテーゼめいたことを発言するのが興味深い。ミステリならば必ず事件は解かれる。それを現実では当然だと考えるなと訴えている …続きを読む
    Tetchy
    2009年09月16日
    7人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品